心配なのは、生理のような多めの出血をしているのにいつもと様子が違う時です。
着床出血が多めの可能性も考えられますが、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気で出血の症状が出ていることも考えられます。
子宮の病気だと妊娠のしやすさや胎児への影響に不安要素を抱えることになるので、気になる出血が見られたら早めに産婦人科にかかるようにしましょう。
【高温期13日目で体温が下がる時】出血は生理…?
高温期13日目で体温も下がる場合、出血があれば生理である可能性が濃厚でしょう。
予定通りであれば、妊娠が成立しなかった場合高温期14日目で生理が始まります。1日のズレは正常の範囲内です。
ただ、いつもの生理だと思っていたものがそうではない場合もあるので、以下で見ていきましょう。
一つには、前に述べた通り着床出血でも生理並みに血の量が多いこともあります。
「生理が早く終わった」と思ったら後に妊娠していたことがわかった、というパターンもありますので、出血の様子を注意深く観察するようにしましょう。
もう一つは、排卵時の出血です。排卵時にも出血することがあり、少量の出血だった場合は排卵のタイミングがズレて出血した可能性も考えられます。
【高温期13日目で体温が下がる時】腹痛がある…、なぜ?
高温期13日目で妊娠していないとすると、翌日14日目には生理が始まる予定になりますよね。
このタイミングで腹痛が始まると、また生理か…、と思ってしまうところ。
体温が下がるケースであれば、腹痛の原因は生理前の症状である可能性が高いです。
ただ、これまで見てきましたように妊娠の可能性も捨てきれないのが高温期13日目というタイミング。
妊娠初期の腹痛の症状がすでに始まっている可能性もあります。
妊娠すると超初期から初期にかけて、胃や腹部が痛くなるという妊婦さんもいます。
いつもと違う腹痛に悩まされたら、妊娠しているか否かに関わらず産婦人科の受診をおすすめします。
着床時に受精卵が根を張ることで出血が起こることは前述の通りですが、それによる痛みはあまり感じられない程度です。妊娠に関してナーバスになっている精神状態が影響していることもありますので、適度にリラックスを心がけましょう。
【高温期13日目で体温が下がる時】フライング検査で陽性!
高温期13日目、妊娠検査薬は使えるのでしょうか?
妊娠検査薬が正しく反応するのは一般的に生理予定日から1週間後ですので、高温期13日目はまだ早いタイミングといえます。とはいえ妊娠の気になる方はフライングで検査薬を使うことも多いでしょう。一つの目安として、フライングで使ってみてもいいです。
さて、フライングで陽性が出た場合、妊娠は確定なのでしょうか?
妊娠検査薬は、妊娠すると多く分泌されるホルモン、hCGに反応して判定を出す仕組みになっています。着床直後ではhCGの量はまだ少なく、妊娠していても陽性が出るとは限りません。
ただ、順調に妊娠していれば高温期12日目には着床しているので、フライング検査で陽性が出ることもあります!
注意したいのが、まだフライングの段階であるということ。陽性が出ても確定ではありません。
ホルモンバランスの崩れで反応することも考えられます。
また、いったん陽性反応が出ても、その後遅れて生理がやってきて実は化学的流産だった、というパターンもあります。化学的流産とは、妊娠し着床してもそれ以上は育たず、流産してしまうこと。染色体異常などが原因で、フライング検査で陽性が出ていなければ普通の生理だと思うことも多いようです。
【高温期13日目で体温が下がる時】フライング検査で陰性…
高温期13日目で体温が下がり、フライング検査でも陰性だと、「終わった…」となるかもしれません。
ですが、完全に妊娠の可能性が消えたわけではないのです。
排卵が起こり、体を妊娠しやすい状態にするため黄体ホルモンの分泌が増えることで体温が上がるのが高温期ですが、体温が上がってから排卵する場合もあります。
そうすると、高温期13日目とはいってもまだ着床が完了していなかった、ということもありえます。