マーキングした場所にニードルを垂直に当て、息を吐きながらニードルをトラガスに刺します。ニードル受けの消しゴムにニードルが刺さったら一度動きを止め、耳の中を傷付けないようにニードルに消しゴムを刺したまま、先端が外側に逃げるように丁寧にニードルを貫通させていきます。
ニードルの曲がった部分まで貫通させたところで、一旦止めるのがコツです。この状態で数分落ち着かせることで、後にファーストピアスの付け替えがやりやすくなります。ニードルがトラガスを貫通したら、ゆっくりとニードルを取り除きます。
ニードルを上手く引き抜くコツは、ニードルの尖っていない部分にファーストピアスの端を当てながら、徐々にニードルを抜いていくことです。トラガスにピアスを開けるときは、人によってはこのときの動作が一番痛みがあると言われているので、びっくりして他の部位をニードルで傷付けないように注意してください。
後はニードルの後ろにあるファーストピアスを挿入し、キャッチャーを締めれば施術の終了です。トラガスピアスのホールは3か月~半年で安定するといわれています。ピアスホールの形をキレイに安定させるコツは、施術後のケアも怠らないようにすることです。
■参考記事:ニードルでピアスの穴を開ける際の注意点、コチラも参照!
トラガスピアスをあけた後のケア方法は?
トラガスピアスのホールを開けた後は、ピアスホールの形を安定させるためにも、なるべくイヤホンなど耳に負担の掛かるものの使用は控えるのがコツです。イヤホンをどうしても使いたい場合も、なるべく耳に押しこまないように注意してください。また、ピアスホールを清潔に保つことで、細菌感染で起こる耳の痛みを予防することができます。
ピアスホールのセルフケアは、施術後から毎日2か月程度まで行うのがおすすめです。ピアスホールのケアは、市販のハンドソープを使ってケアすることができます。肌への刺激を考えるならば、敏感肌用の低刺激のハンドソープがおすすめです。
ピアスホールのケア方法は、40度程度のお湯でピアスホールを洗い流し、市販のハンドソープでホールを包み込むようにします。その状態で数分放置しましょう。施術後の2~3日間や、ピアスホールに痛みがあるときは、無理せずここでケアを止めます。
ファーストピアスを着けているときはピアスをゆっくりと動かして、ピアスの前後、ピアスホールの部分を洗います。ピアス、ピアスホールを洗い終えたら、石鹸が残らないように念入りに泡を洗い流します。その後は清潔なティッシュやコットンで水気を拭き取ります。このケア方法を毎日朝晩に行うようにすると、ピアスホールを清潔に保ちやすくなります。
■参考記事:ピアスを開けた後のケア方法、コチラも参照!
トラガスピアスをあけるときはきちんと準備をしよう
トラガスピアスの開け方のコツについてご説明しました。トラガスが小さい人の場合、鏡を見ながらセルフでピアスホールを開けるのは難しい場合があるので、なるべく友人や家族に手伝ってもらいながら施術するのがおすすめです。ラブレットスタッドのファーストピアスは耳に引っかかりにくいとされていますが、トラガスピアスを開けてホールが安定するまでは、なるべくイヤホンの着用は控えるようにしてください。