記事の目次
- 1.【手作り】ボールペン画に挑戦してみよう♪
- 2.【手作り】ボールペン画って何?
- 3.【手作り】ボールペン画の基礎:直線を描く
- 4.【手作り】まずは簡単なボールペン画から始めよう
- 5.【手作り】ボールペン画の影の描き方
- 6.【手作り】ボールペン画の技法紹介①ハッチング
- 7.【手作り】ボールペン画の技法紹介②点描
- 8.【手作り】陰影をつけるのが苦手なら
- 9.【手作り】下手でも根気があればよい
- 10.【手作り】ボールペン画に適した紙
- 11.【手作り】ボールペン画におすすめのボールペン
- 12.【手作り】ボールペン画にあると便利な物
- 13.【手作り】カラーボールペン画で表現の幅を広げる
- 14.【手作り】ボールペン画をPCでカラー処理
- 15.【手作り】ボールペン画の画家を紹介
- 16.【手作り】キュートなボールペン画作家☆佐藤明日香
- 17.【手作り】ポップなボールペン画アーティスト☆SHOHEI
- 18.【手作り】4色ボールペン画の魔術師☆ニコラス・サンチェス
- 19.【手作り】まるでモノクロ写真☆アンドレイ・ポレタエフ
- 20.【手作り】ペン一本で始めるボールペン画は手軽なアート
【手作り】ボールペン画の技法紹介①ハッチング
影をつけるには主に2つの技法があります。一つ目の技法は「ハッチング」と呼ばれるもの。ハッチングとは並行に線を重ねていき陰影をつけていく技法の事です。
ハッチングの基本はただ平行な線を引いていくだけなのですが、線の描き方にも複数のパターンがあります。並行の縦線だけのハッチング、横線だけのハッチング、そして斜めの線のハッチング。
これを重ねていくことできれいな影が生まれます。
明るめの薄い影をつけたいときにはまず斜めの平行線を描いていきます。コツは平行線を均等にしていくこと。粗ければ薄い影になるし、密度が濃いと当然、影が濃くなります。
また、斜めの平行線に重ねて反対向きの斜めの線を書き入れる事でさらに濃い影ができます。その上からさらに縦線、横線を加えていき、徐々に黒に近い影を作ります。
ハッチング技法は一番簡単な陰影の描き方になりますが、線の平行をなるべく均一にするところがコツです。
【手作り】ボールペン画の技法紹介②点描
ボールペン画で陰影の描き方といえばもう一つ「点描」という技法があります。点描は線ではなく、とにかく点で影を入れていく技法です。
ただただ点を一心不乱に入れていくので、かなり根気が必要ですが、点で入れることでハッチング技法よりも絵が柔らかい印象になります。
やはりハッチング技法はどちらかというとシャープに、点描技法は柔らかい印象になってしまいます。ただ点描は細かく描かないと水玉模様みたいになってしまうので要注意。
とにかく点描は根気と細かさで絵が決まります。
【手作り】陰影をつけるのが苦手なら
ただハッチング技法にせよ、点描にせよ影をきれいに出そうとすると、ボールペン画ではかなり細かに線や点を入れていかなければいけません。ボールペン画初心者の人にはちょっと大変かもしれませんね。
もしも陰影をつけるのが苦手なら、影なしのイラストに挑戦してみましょう、影なしだと立体感は出ませんが、その代わりかわいいイラストや、個性的なイラストを描くことができます。
上の動画のようにたくさんのパターンを組み合わせていくタイプのイラストの描き方だととても個性的なボールペン画になりますよね。
こんな風に花や△など自分が得意なパターンをいくつか持っていると便利です。ボールペン画を始めるときに、簡単な図形を何度も練習して描いているとこういうパターンを作っていくときに役に立ちます。
【手作り】下手でも根気があればよい
「ボールペン画」と聞くとなんとなくボールペンで上手に描くイラストや絵画を思い浮かべてしまいます。そのため絵の苦手な人はつい「私にはできない」と始める前から断念してしまうケースが多いのですが...下手うまっていう言葉、聞いたことありませんか?
例えば俳優の田辺誠一さんは下手うま画伯として最近人気急上昇中。彼の描くイラストは上手とはいえないけれど、どことなく味があってキュート。展覧会や本も人気を博しています。
また、下手なイラストでも、小さなイラストをとにかくたくさん紙の上に重ねていく描き方もあります。これはたくさんの小さなイラストをびっしりと紙の上に並べることで、全体的にすごく可愛くポップな印象に♪
これだと下手なイラストでもすごく可愛く見えるので面白いですよね。もちろん上で紹介している動画は本物のイラストレーターさんの作品なので、上手いのですがこの描き方、表現の仕方だと、下手なところもカバーできてさらに可愛いから、誰でも根気さえあれば挑戦できますね♪
【手作り】ボールペン画に適した紙
ボールペン画を始めるときって本格的にやろうとしなければ、ノートの端っことか。教科書の角なんかに描くイラストですよね。どんな紙でもこだわらずに好きにやっても問題はないのですが・・・。
ボールペン画をうまく描きたい、習得したい♪と思うのなら紙にもこだわりたいところです。特に緻密なボールペン画になればなるほど、紙によって表現の幅が狭まってしまいます。
紙のチョイスはボールペン画にとってとても大切なのです。
ボールペン画に適した紙は「ケント紙」と呼ばれるものです。画用紙は触ってみると分かりますが凹凸があってザラザラした手触りですよね。この凹凸にボールペンの先が引っかかってしまうし、画用紙はちょっと毛羽だっているので毛羽立ちがペン先を詰まらせてしまいます。
インクがきれいに出ないのはボールペン画には致命的。なるべく凹凸がなくてペン先を走らせやすい紙がボールペン画には向いています。