サイコパスの心は薄っぺらく、人間らしい感情があまりありません。喜び、悲しみ、感動など、人間の心理的に善的な感情が薄いため、人を褒めたり、優しい言葉をかけたりした時に、感情がこもらず形式的にすら聞こえてしまうことがあるようです。
また、サイコパスは何かに「悩む」ということもないようです。悩むより、他人を欺き、物事を自分に有利に運ぶほうが合理的と考えるのでしょう。
⑫感情や行動をコントロールできない
サイコパスは、自分の感情や行動をコントロールすることができません。
自分の思い通りに物事が運ばないことに苛立ったり、腹を立てたりすることがあります。また、自己中心的なため、思い通りに行かないことに対する腹いせや怒りを、他人にぶつけたりします。
サイコパスは頭がいいので、それを他人にわからないように装いますが、心の中は、ドス黒い粘着質の怒りで溢れかえっているようです。幼少期からこの片鱗は現れる傾向が強いようです。
⑬いつも夢見がち
サイコパスは、現実からかけ離れた世界で生きていて、現実と自分の置かれている状況をうまく組み立てることができないこともあつようです。
実力もないのに、実力以上のことをできると信じ込んだり、根拠のない自信に満ち溢れており、大きな夢ばかり偉そうに語ったりする人がいたら要注意です。
⑭衝動的な行動が多い
自分の感情の赴くまま行動をするのもサイコパスの特徴です。
大した収入もないのに、いきなりクレジットカードで高額の買い物をしたり、衝動的に危険なことをしようとしたり。そこには計画性などというものはないようです。先のことは考えず、その時が良ければいいという刹那的な行動が多いのも特徴の一つと言えるでしょう。
⑮一見博学である
サイコパスは、ある意味理論的に物事を考える思考回路を持っています。感情が欠落しているぶん、身勝手な理論で相手をけむに巻く、という面があります。
一見博学に見えますが、その知識は自分を向上させるためではなく、人心掌握のために使われることも多いようです。その場合、知識はそれをひけらかして人々を寄せ集める道具でしかありません。
⑯現実的な目標を持たない
サイコパスは、現実的な目標をくだらないと考えます。物事を単純に捉えがちで、そして計画性もありません。
目標などなくても、その場その場で困難をうまく切り抜けられる自信があるのです。その手段は、裏切りであったり、策略であったり、決して良い手段ではありません。
しかし、うまく切り抜けるためには手段など選ばない、というのがサイコパスの危ない心理のようです。
サイコパスの対人コミュニケーションの特徴は?
ここからは、対人コミュニケーションに関するサイコパスの特徴を紹介していきます。サイコパスは独特の人間関係を形成していきます。もし身近な人で当てはまる人がいる場合は、少し注意が必要かもしれません…!
⑰口がうまく表面は魅力的
サイコパスは、社交的で弁が立ち、会話もうまく、誰とでも仲良くなれます。顔つきも好感が持てる場合が多いでしょう。側から見ると大変魅力的で、誰もがその魅力の虜になってしまいます。
これは、人見知りなどの内向的な性格の真逆にあたります。よって、社会的に成功者である場合も多いようです。
このような傾向のあるサイコパスは、大変頭が良く、相手が何を考えているのか、何を求めているのかが手に取るようにわかり、そしてそれを見て巧妙に自分の対応を変えるのです。相手に合わせて、うわべだけの関係を上手に発展させることができるので、人望が厚い場合も多いです。
⑱慢性的に平然と嘘をつく
慢性的に平気で嘘をつくのもサイコパスの特徴です。息を吐くかのように普通に嘘をつけるのです。心理的に嘘をつくことが悪いことだと感じないのようです。他人を都合よく操るために嘘をつき、作り話も上手です。
サイコパスは周囲の人を欺いたり、利用したりするためには、狡猾になったり、陰険になったりするようです。話術も巧みで、顔つきも普通なので、嘘だってまるで本当のように聞こえるでしょう。
⑲他人に冷淡で共感しない
サイコパスは、他人に対して思いやりや共感を持つことができないようです。
心理的に他人に共感を持つことができないので、他人の心の痛みにも鈍感です。他人のために何かやってあげようという気持ちなどさらさらなく、困っていてもニヤニヤしながら傍観しているだけ、といったこともあります。
■参考記事:冷たい人はサイコパスなの?コチラも参照!