見て見ぬふりをするとは?
見て見ぬふりをするというのは、その通り本当は見ている、知っているのに、見なかったふりをする、知らないふりをするということです。
例えばある人が道端で倒れているのに、誰もが見て見ぬふりをして通り過ぎてしまう…といった感じですね。
文字にして書いてしまうととても冷たい人のように思えますが、見て見ぬふりをする人は一体どういった心理状態なのでしょうか。
実はこれには心理的なマジックが隠されているんです。
今は見て見ぬふりなんて絶対にしないと思っている人も、もしかしたら見て見ぬふりをしてしまうかもしれませんね。
さて、それでは見て見ぬふりをする人の心理についてご紹介していきます。
【見て見ぬふりする人の心理】時間をとられたくない
誰かが人の注意を引き付けるような行動をしている時にはついその方向を向いてしまいますよね。
例えば「助けて!」と大声を出していたり、ケンカをしているような声が聞こえたり。
そんな風に注意を引く声が聞こえることがあります。
しかし、そうした声の方向を振り向いてその人を助けていたら時間をとられてしまいますよね。
とても薄情なようですが、たとえばそれが仕事に遅れそうだった場合にはどうでしょうか。とても重要な会議に遅れそうだった場合、また、試験に遅れそうな場合には一分一秒でも惜しいのではないでしょうか。
そんな時に自分の時間をとても取られそうなことが起こってしまったらとても困りますよね。
しかも警察に事情聴取なんてされたら1日仕事です。
このように、時間をとられたくないという心理で見て見ぬふりをする人もいます。
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【見て見ぬふりする人の心理】トラブルに巻き込まれたくない
トラブルに巻き込まれたくないからと見て見ぬふりをする人もいます。
人が周囲見知らぬ人の注意をひきつける時には大抵何かトラブルに巻き込まれている時ですよね。
それだけ切羽詰まっているということです。
そうした人は助けるのが道徳的に正しいのですが、現実ではなかなか難しい所。
それこそ周囲の人と協力出来ればいいのですが、周囲の人が1人も動かなかった場合には、自分1人が動いたところでどうにもならないと感じてもしまいます。
【見て見ぬふりする人の心理】勇気が出ない
また、見知らぬ人を助けるためにはもしかすると自分がけがをするかもしれません。
とても怖い人が自分を痛めつけるかもしれません。
人を助けるということはとても素晴らしい行為ですが、なかなか足が思うように動かないのが正直なところでしょう。
特に周囲の人が1人も動かないような状況ならなおさらです。
特に「空気を読む」ということを大切にしている日本人なら、ちょっと注目を集めるような行動をとるだけでもかなりの勇気が必要になります。
そんな風に勇気が出ない為に見て見ぬふりをする人もいます。