卑屈な性格。さよならしたい!
卑屈な心理状態に陥ってしまうことは、人なら誰しもあることだと思います。
一時的なものなら状態が回復すれば、卑屈な気持ちから脱出することもできますが、それがマンネリ化し、卑屈な性格が身についてしまうと、少し厄介なことになるかもしれませんね。
今回は、セルフチェックを兼ねて、
(1)卑屈とはどんな意味があるのか?
(2)卑屈な人の性格や心理とはどのようなものなのか?
(3)卑屈な人が持ちやすい特徴や癖について
(4)卑屈な性格を直す方法とは
(5)卑屈な性格に必要なもの
というテーマでお送りしたいと思います。健やかな人生をあなたにプレゼントできますように♪
卑屈とは?
卑屈(ひくつ)とは、どんな意味があるのでしょうか?
辞書を見ると、卑屈とは、「いじけて、必要以上に自分をいやしめること」だと書いてあります。いやしめるとは、軽蔑したり、見下したり、蔑んだりする行為のことですね。
つまりは、「卑屈になる」という意味は、自分のことをその必要が無いのにもかかわらず、軽蔑したり、実際よりも見下げてしまう行動のことを言うのですね。
あまり良い心理状態でないことだけは、確かなようです。
卑屈な心理状態になると、本人はもとより、卑屈な人の周囲にも嫌な思いをさせてしまうことが多いですよね。
できれば、自分がそのような状態になりたくはないものですが、実際のところ、自分の心理状態が卑屈になっているのかどうかって、わかりにくい場合もあると思います。
卑屈な性格を直すためにも、まずは卑屈な人の性格や心理、そして特徴などを知るところから始めましょう。
卑屈な人の性格と心理を知ろう
まずは、卑屈な人の性格やその心理について触れていきましょう。
卑屈が心に住み着いてしまうと、笑顔が歪んでしまったり、クヨクヨと悩むことが多くなってしまいます。
また、物事を正確に見る基準を失い、結果としてさらに卑屈さが増してしまう原因ともなるので、なるべく早く直すようにしていきたいですね。
【卑屈な人の性格と心理】1.無意味に期待値が高い
卑屈な人の性格として、特に根拠もないのにも関わらず、物事に対する期待地が高いという特徴がみられます。
自分がした努力を誇大評価し、「これだけやったのだから、素晴らしい成果を期待できるだろう」と思い込みます。
結果が自分が思うよりも低いものだった場合、「やっぱりダメだった」「自分には無理なことだったんだ」などと、卑屈な心理状態に逃げ込もうとしてしまいます。
卑屈な心理になりやすい人の原因としては、「効率重視」な物の考え方をしがちなところも注目すべきですね。
つい、かかった時間と得たものを比較して、自分の努力を「つまらないもの」という認定をしてしまう傾向があります。
【卑屈な人の性格と心理】2.嘘と言い訳が好き
卑屈な人は、嘘や言い訳が大好き。
それと言うのも、卑屈な人の性格は真っすぐ物事を見ることが難しいために、常に不安定な心理状態にあることが多いんです。
だからこそ、今の現状に対する「理由」や「原因」、さらには「こうなってしまった言い訳」までが必要になってくるんですね。
自分がみじめなのは、「太っているから」「貧乏だから」「もう歳だから」、こんな風にしてダメな原因を思いついては、言い訳にし、卑屈な精神をどんどん肥やしていってしまいます。
【卑屈な人の性格と心理】3.失敗を恐れる
卑屈な人の性格や心理として、「失敗を恐れる」であったり、「損をするのが嫌い」という特徴がみられます。
仕事でミスをするのは誰しもあることですが、卑屈な人は「失敗はあってはならない事」と、強い概念に囚われていることが多いですね。
結果としてどれだけ気をつけていても、ミスや失敗、多少のロスは生まれるものですが、それを卑屈な人は許すことも見逃すこともできません。
さらに卑屈な人の特徴として、その失敗やミスを「自分が至らない所為で」「ダメな自分だからミスをした」などと言って、落ち込んでしまいます。
こうなってしまうと自分自身では抜け出すことができずに、卑屈な世界で「でも」と「だって」を、繰り返すことになるのですね。
【卑屈な人の性格と心理】4.自己陶酔が激しい
卑屈な人は、自己陶酔してしまう傾向が強い性格をしています。
「自分は世界一不幸でダメな人間」、この考えに支配され、呪縛されていることをもはや自分の代名詞だと感じてしまっている人もいるほどですよ。
通常なら自分に酔いしれるのは、ナルシストやプライドが高い人の特徴ですが、自分を蔑み、自分のことが大嫌いな人も同じような心理状態になることがあるのですね。
「自分ってかわいそう」、そう思うたびに卑屈の花が咲き、ますます自分が作り出した楽園から抜け出せなくなってしまいます。