記事の目次
- 1.裏ピースは危険!ハンドサインは世界共通ではない!
- 2.裏ピースが日本の暮らしに浸透した理由①プリクラ
- 3.裏ピースが日本の暮らしに浸透した理由②テレビ放送
- 4.知らないと危険な裏ピースの意味とは?
- 5.裏ピース以外に気をつけるべきハンドサインとは?
- 6.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン①ピースサイン
- 7.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン②サムズアップ
- 8.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン③グッドラック
- 9.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン④OK
- 10.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン⑤ストップ
- 11.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン⑥小指を立てる
- 12.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン⑦コルナ
- 13.裏ピース以外も!外国人にしてはいけないサイン⑧頭ポンポン
- 14.知っておくべき!裏ピースサインと自閉症の関係とは?
- 15.まとめ
手のひらで頭をポンポンと軽くたたくハンドサインです。
実際に頭を触ること自体も決して行わないようにしてくださいね。
日本では赤ちゃんや子供などの頭をポンポンとなでてかわいいことを表現する意味で用いられることが多いです。
しかし、タイや仏教国では頭が最も神聖な部位とみなされ、子供相手だとしても見下す行為のハンドサインとなってしまいます。
知っておくべき!裏ピースサインと自閉症の関係とは?
裏ピースサインの意味からは少し話が離れますが悪意なく手が動いてしまうケースがあります。
ピースサインを行いたいのに裏ピースサインを作ってしまう病気とは、自閉症(自閉症障害)です。
自閉症は先天性の疾患で後天性で発症することはなく、生まれながらに何らかの影響で脳に障害が起こってしまった病気です。
生まれてすぐは症状が何もありません。
親や友達とコミュニケーションをとり始める3歳頃までに何らかの症状があらわれて発覚します。
そして、その症状の1つが裏ピースサインなのです。
子供は写真を撮るときのピースサインを小さいころから真似します。
これは、相手の向きや立ち位置の違いが分かっているからこそできることです。
自閉症の症状として社会性がない、関心の偏り、言葉やコミュニケーションの発達障害が現れます。
なかでもコミュニケーションの質的障害に分類されるものが裏ピース(逆さピース)です。相手のピースを自分からも同じように見える形で真似してしまうので、手のひらを自分に向けてピースサインを作ってしまいます。
そのため、相手からは裏ピースサインを作っているように見えてしまうのです。
自分のお子さんや知り合いに同じような行動が見られる場合は病気による症状なのかもしれません。
自閉症は「個性の強い人」と勘違いされて成長してからも発覚することがないケースがあります。
本人は他の人との違いに悩み、苦しんでいるかもしれません。
幼少期に気づい正しい学習を行えば自閉症の症状は軽くできます。
ちょっとでも気になることがあれば医師に相談してみてくださいね。
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まとめ
日本人として信じている今の常識が外国人にとって共通であると思わないでください。
広い世界にはその地域で暮らしている人の歴史があります。
歴史をひも解くと外国人からは理解しがたいことや知られていないことがたくさんあります。
海外で暮らすときに危険な目にあったり、気がつかないところで相手を傷つけてしまったりしないように、言葉と同じようにハンドサインもよく調べてから使うようにして下さいね。