薄情な人の特徴！薄情者の見分け方とは？

ご紹介してきたように、薄情な人は人の話をちゃんと聞かず、相手が悪いと決めつける傾向にあります。そのため、周りの人たちには相談相手として見られません。相談しても説教されたり怒られてしまうので、悩みなどを打ち明けてもらえません。

ただ、薄情な人全てが、相談相手の話を聞かなかったり、アドバイスできないわけではありません。しかし、相手の話を聞いてあげ、口先ではいろいろ言っても、実際にそのために行動をしませんので、相談相手には向いていないと言えるでしょう。

薄情な人は、人間関係において仕事とプライベートをきっぱり割り切り、区別します。そのため、職場だけの関係の人にはあまり親切にしないこともあります。また、今後会うこともないし親切にしなくても自分に害はない、という心理から、困っている人を見捨てたり、思いやりに欠けた行動にでることも。

世の中では、女性のほうが薄情だという意見が多いそうですが、本当のところはどうなのでしょうか。瀬戸内寂聴さんも、「女は薄情だ」と言っています。実際、男性より女性のほうが切り替えが早いことが多いので、特に男性からしたら、「女は薄情だ」と感じるのかもしれません。恋愛面で見ても、恋が終わっても、女性のほうが比較的早く次の恋に気持ちが行きます。

薄情な人というのは、義理人情などの人情味が欠けています。そのため、もらいっぱなしで、もらった時の感謝の気持ちもすぐに忘れてしまい、お返しをするという考えになりません。お返しはお金の問題ではなく気持ちの問題なので、もらった相手に感謝の気持ちを返していないことになります。人に感謝の気持ちを返さないので、本人に悪気はなくても、周りには感謝の気持ちが足りない、薄情な人だと思われてしまいます。

薄情者の中には、感謝の気持ちを抱くことすらない人もいます。心理的に、周りが自分を助けてくれる、何かくれるのが当たり前と思ってしまっているのです。人間関係はギブアンドテイクで、良好な人間関係には感謝の気持ちが欠かせません。しかし、感謝の気持ちを持たない薄情な人は、周りと信頼関係を築くのが難しく、権力のある人に媚びたりするので、セコイ奴だと思われてしまいます。

人に迷惑をかけたり、がっかりさせてしまったとき、情が厚い人は何か埋め合わせをしようと考えます。しかし、義理人情が薄い、薄情な人は、相手に迷惑をかけても埋め合わせを考えません。こういった思いやりに欠けた行動が、さらに相手をがっかりさせてしまいます。