食べづわりは、吐きづわりが食べることができないのに対して、お腹が空くと気持ち悪いと感じたり、常に何かを食べていないと気分が悪くなる症状が出ます。
症状には個人差があり、ちょっと小腹が空いたと感じると吐き気を感じる人や、空腹だと気持ち悪くなってしまうけれど、食べても吐いてしまうという人まで様々です。
食べづわりの場合は、吐きづわりと違って食べることはできるため、偏食でない限り栄養面では心配が少ないです。しかし、常に食べてないと気分が悪くなってしまうという人は体重が増えすぎないように注意してください。
妊娠中に体重が増えすぎてしまうと、妊娠中毒症や妊娠糖尿病のリスクが上がったり、出産の際に産道に余計な脂肪がついて赤ちゃんがおりてきにくくなったりしてしまいます。自分のため、赤ちゃんのためにも、体重には気を付けましょう。
【妊娠初期 つわりの症状】眠りづわり
つわりの症状として、眠りづわりもあげられます。
つわりというと、「気持ち悪い」「吐き気がする」といった症状が代表的ですが、寝ても寝ても眠たくて、常にだるいといった症状が眠りづわりの症状です。
仕事中であっても、我慢できない眠気に襲われてしまう人もいます。眠りづわりは常に眠気に襲われている状態なので、判断力が鈍りがちです。
運転中に眠ってしまうと事故の元になりますし、料理中などで火を使っているときに居眠りをしてしまうと火事になってしまう可能性もあります。仮眠ができるのであれば、少し仮眠をとるなどして眠気を解消できるようにしましょう。
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妊娠初期のつわりの症状への対策
いつからいつまで続くのか、日によって違うつわりの症状に合わせて生活をするのは大変ですよね。つわりはいつまで続くのかわかっていたとしてもつらいものなので、少しでも楽になれるようにいくつか対策方法を覚えておきましょう。
吐きづわりの対策としては、食べられるもの・食べたいものを食べられるときに食べるようにしましょう。気持ち悪いからといって全く食べないのは自分の身体にも良くありません。ゼリーや柑橘系の果物はさっぱりとして食べやすいので、苦手じゃなければ常備しておくのも良いかもしれません。
お腹が空くと気持ち悪くなる食べづわりの対策は、一口で食べることができるアメやチョコレートなどを常備しておくのがオススメです。お腹が空いたと思ったときに、いろいろな物をドカ食いするのではなく、小さくなるべくカロリーの少ない物で空腹をごまかすくらいにしておきましょう。
また、飲み物としては生姜湯や炭酸水を飲みましょう。生姜には、身体を温める効果だけではなく、つわりの吐き気を和らげる効果もあります。炭酸水は気持ち悪いときに一口飲むだけでもスッキリとするのでオススメです。
全く匂いがダメだという場合はオススメできませんが、つわりを柔らげるアロマなどもあるので、体調に合わせて使ってみてくださいね。
妊娠初期のつわりが妊娠後期まで続く人も!
妊婦さんの中には、安定期と同じ頃につわりが落ち着くことなく、妊娠後期まで悩まされる人もいます。また、やっと妊娠初期のつわりが終わって落ち着いて生活ができると思ったら、妊娠後期につわりがぶり返してくることもあります。
妊娠後期のつわりの原因は、大きくなったお腹が胃や腸を圧迫することによって吐き気を感じたり気持ち悪くなったりしてしまうことです。妊娠初期につわりがなくても、妊娠後期のつわりに悩まされる人もいます。
「やっと終わったと思ったのに、いつからまたつわりになやまされるのか」と少し怖くなってしまうかもしれませんが、妊娠後期であれば出産まであと少しです。無理をせず家族や周りの人に理解をしてもらいながら生活をしていきましょう。
妊娠初期のつわりが全くない人も?
妊婦さんの中には、つわりの全くない人もいます。匂いや食べ物が全く気にならないなんて、つわりが重い人からすればとてもうらやましいことですよね。
つわりがないと男の子というジンクスもありますが、これについては科学的に証明されていません。あまり気にしすぎず「そうだったら面白いな」くらいで考えておきましょう。
また、つわりがない人の特徴として、胃腸が強かったり、冷え性ではない、身体を鍛えていたことがあるなどがあげられます。これらの特徴がなくてもつわりのない人や軽い人はいるので、参考程度に気にしすぎないようにしてくださいね。