社交辞令は悪いコト?
日常、社交辞令か本気か迷うシーンは結構ありますよね。仕事先であったり、仲間内であったり、そのパターンはいろいろですが、社交辞令そのものは決して悪意のあるものではありません。その場を円滑にするためだったり、空気を和ませるものだったり、大人として当然ともいえる言葉とも言えます。
しかし、言われた側にすれば、真に受けることもあるでしょう。
特に、自分が好意を抱いている相手ならば、希望的考えからついつい真に受けるということになりがちです。つまり、真に受けるかどうかは、相手との関係性や、相手をどう見ているかにもよるわけです。
社交辞令の見分け方1*今度〇〇でも
よくありがちな「今度食事でも行きましょう」や「今度お茶でも」というパターン。
これは殆どが社交辞令ですよね。
「今度食事でも行きましょう」「はい」この後に「じゃぁ、いつお暇ですか」という一言が無い限り社交辞令であって、大人なら真に受けることは無いでしょう。
つまり、本気ならその時に約束を取り付けるものなのです。
「今度メールするね」なども、待てども待てどもメールがこないままでしょう。
「今度」が付いてしまったら、本気度はかなり低いと思わなくてはいけません。
そして、「じゃぁ、今度」というのは、別れ際の言葉でもあります。「じゃあね」についでに付け足しただけの言葉ですね。
真に受けることのないようにしたいものです。
社交辞令の見分け方2*機会があれば是非
「機会があったら」というのも、やんわり断りの意志が入った社交辞令ですよね。
機会というのは、チャンスがあったらという意味になりますが、そんなことを言う人はそのチャンスなど作ってはくれません。
今乗り気じゃないのに、この先乗り気になることなど無いのです。その意味も分からず真に受ける人もいますが、相手が「機会」を作ってくれない限り、永遠に「機会」が訪れることは無いのです。
「機会があったら」は、男性も女性もよく使う社交辞令ですが、好意を寄せる相手から言われたら、いつその機会が訪れるか待ち遠しくなることでしょう。
もしそこで誘いをかけたとしても「あー、ゴメン、またの機会に」となるのが目に見えていますよね。
「機会」っていつ?!と思った時点で、待ち望む機会なんていうものは無いことを悟るべきなのです。
本気ならば、二度目の誘いだったらあちらから都合のいい日を教えてくれるはずですよ。
社交辞令の見分け方3*参考にします
相談に乗ったり、仕事上何かを手伝って教えてあげたり、そんなシーンで出てくる「参考にします」という言葉。
「参考にします」の言葉の裏に潜むのは『参考にしますよ、まあ、やらないけどね』という否定の意味合いです。
相手のことを思い良かれと思ってしたことも、逆に迷惑だったり、相手の望むこととは方向性が違うことはよくあることです。
参考にしますと言われたからといって、その後の動向をチェックするのはやめましょうね。社交辞令を真に受けるほうが愚かなのです。
相談をしてくる人というのは、ほとんどが『言ってほしい言葉』を抱えているものです。背中を押してほしくて相談を持ち掛けてくるものです。
しかし、自分が欲する言葉を貰えなかった場合、次の言ってくれそうな人のところに行くだけです。「参考にします」という言葉は、『あー、それじゃないんだよなあ』という意味合いが含まれているものなので、決して真に受けることのないようにしましょうね。
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社交辞令の見分け方4*何かあれば相談に乗ります
仕事をしていてトラブルになったり、プライベートでの困りごとの時、困っている状況なのは周囲もわかるものです。
そんな時、大人なら100%「何かあった?」的なことを聞いてくるでしょう。これは本心から聞いてきている言葉でしょうが、その人との関係性でその何かを言うか言わないかが決まりますよね。
さほど親しくもない人に簡単に悩みや困りごとは言わないものです。
そんな関係の相手に相談する「何か」とは、何なのでしょう。薄い間柄の相手に相談するような「何か」は、まあ、無いでしょうね。