産後の痔の原因とは
産後の女性がなりやすいと言われている痔ですが、痛いし辛いし不快ですよね。
産後になる痔の原因はずばり「出産」
出産時に強くいきむことで肛門付近の血管が圧迫されます。
それによって血液が溜まってしまい、イボ痔になるのです。
また、産後は腹筋が緩むので排泄時にうまくいきめなくなることも原因のひとつです。
その他妊娠中は便秘になりやすく、大きくなった子宮が血管を圧迫して血行も悪くなります。
妊娠中から便秘気味だった人は、痔に悩まされる可能性大です。
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産後になりやすい痔
テレビなどでもたびたび紹介される、痛い痔。
もちろん、産後でなくてもなりたくないですよね。
約20種類もあるといわれている痔ですが、その中でも産後になりやすい痔をご紹介します。
イボ痔
産後になりやすい痔といえば「イボ痔」でしょう。
イボ痔は分娩時にいきむことで、肛門に負担がかかり静脈瘤となります。
イボ痔には「内痔核」と「外痔核」があり、内痔核は内側にできる痔で排便時に出血します。
内側にあるので痛いと感じることはほとんどありません。
外痔核は外側にできる痔で座るときに違和感があったり、痛みを感じやすくなります。
イボ痔はよほど悪化しない限り手術をすることはないようです。
切れ痔
産後は切れ痔に悩む女性も多くいます。
イボ痔と違い、肛門付近の皮膚が切れたり裂けている状態なので、排便時に強い痛みを感じます。
出血することも多く、排便後いつまでもジンジン痛みが続く場合も。
主に便秘によって硬くなった便や、下痢によって引き起こされます。
悪化すると肛門が狭くなる「肛門狭窄」になってしまう可能性もあります。
産後の痔は自然治癒する?
妊娠中や産後になった痔はいつまで続くのでしょう?
出産前後になった痔は比較的自然治癒すると言われていますが、その症状によって様々です。
また自然治癒するまで痛い痔と付き合わないといけない苦痛もあるので、自然治癒は難しいかもしれません。
大丈夫だろうと放置しておくと悪化して手術になることもあります。