産後の体はこんな感じ
著しく体力を消耗する出産を終えた体は、とても体力が低下しているものです。
本人は大仕事を終え、安堵感と幸福感に満たされていても、ホルモンのバランスは崩れ、次第に睡眠不足も自覚してくるでしょう。
生まれたばかりの赤ちゃん中心の生活パターンはとても過酷です。気を張っているうちは、自分の体力低下も自覚できないことが多いのです。
食事の献立やメニューに気を配るなんて余裕すらない日々が続くでしょうが、育児には体力が必要です。ストレスを溜めないためにも、充分な栄養のあるメニューや献立を考え、栄養面から見て良い食事を摂ることを心がけるのも、産後は大事です。産後のお母さんがきちんと良い食事を摂ることは、育てていく生後間もない赤ちゃんの為でもあるのです。
産後の食事で摂りたい栄養素はコレ!
出産は出血を伴います。その後の悪露も含め、産後の体には鉄分を多く摂ることが求められます。産後、貧血の薬なども処方されたりもしますが、良い食事を摂ることで、薬に頼らずに鉄分の補給が出来ることが最も良いでしょう。
入院期間中は、病院で献立やレシピを考えてくれますから、産後の体に適した良い食事を摂ることが出来ますが、問題は退院後ですよね。
退院後もしっかりと献立やレシピを考え、体調が戻るまで常に良い食事を摂ることを心がけましょう。
母乳育児を目指すための食事とは
母乳は赤ちゃんにとって栄養でもあり免疫を貰う大事な食事です。
母体が健康でなければ、赤ちゃんにとっての良い食事となる母乳を充分に与えてあげることが出来ませんよね。
出来ることなら生後6か月まで母乳を与えることが理想とされていますので、この期間は特に良い食事を摂り、赤ちゃんに元気に育ってもらいましょう。
産後はとても大事
母乳を与えることは、子宮の収縮・回復の役目も果たします。母体を元の体に戻すことを考えても、母乳を与えることは大事なのです。
母乳の質に関しては、本人はわかりませんよね。しかし、母体の摂る栄養素が母乳に影響しているのではないかと言われています。そしてそれは充分に考えられることです。
自分の食事がそのまま赤ちゃんに影響すると考えれば、より良い食事を摂ろうと思うのではないでしょうか。
■参考記事:母乳はいつまであげるものなの?コチラもチェック!
産後の食事に加えたいもの1・白米
産後摂ってほしいメニューに加えたいのが、まずは白米です。
この場合、特に献立やメニューに関係なく摂れるものですよね。
白米は低血糖予防にもなりますし、優良なたんぱく質です。
炭水化物は大事なエネルギー源ですので、体力勝負の育児には欠かせないのです。
しかし、里帰り出産をしているならいいですが、そうでもなければ産後の体での食事作りは厳しいですよね。その場合、宅配サービスの利用をおすすめします。
宅配サービスのメニューは豊富ですし、栄養バランスを考えた献立となっています。
現代は高齢者も多く宅配サービスに頼んでいますので、かなり宅配サービスは浸透しています。
いちどお試しで頼んでみてはいかがでしょう。
産後の食事に加えたいもの2・根菜
根菜には、血流をよくしたり、産後の体をあたためてくれる効果があります。
冷えが大敵の産後の体には、食事の中で是非摂ってもらいたいものでもあるのです。
流行の「ゴボウ茶」は、手軽に取り入れることが出来ますし、産後の体でも用意が簡単です。産後は自分の体に労わり過ぎはありません。産後の体を酷使すると、後々辛いことになると昔から言われているように、産後は特に自分の体を労わってあげてください。
おすすめレシピ
*旦那さんにも簡単に作ってもらえる根菜の酒蒸し
材料・・お好きな根菜、お好きな野菜 それぞれ食べやすい大きさに切る
1・根菜・野菜に塩コショウし、果粒のコンソメを振りかけ、酒を振りかけたらラップをする
2・レンジでチン
たったこれだけで出来るので、休みの日など旦那さんに作ってもらうのもいいですね。
子育ては二人の仕事。母体回復の手伝いも、産後の子育てのひとつです。