記事の目次
- 1.新生児の赤ちゃんが白目をむいている!これって大丈夫なの?!
- 2.新生児の赤ちゃんが白目をむくのには理由がある!
- 3.【新生児が白目をむく理由①】目の筋肉が未発達!
- 4.【新生児が白目をむく理由②】遺伝することも!
- 5.【新生児が白目をむく理由③】視力がまだ弱いから!
- 6.こんな症状で白目をむくことがあったら熱性痙攣!要注意!
- 7.新生児には白目以外にも寄り目も気になる!
- 8.【新生児が寄り目になる理由①】焦点が合わない【白目以外】
- 9.【新生児が寄り目になる理由②】仮性内斜視【白目以外】
- 10.【新生児が寄り目になる理由③】斜視【白目以外】
- 11.新生児の白目の色が!白目の色が黄色や青っていったい?!
- 12.【新生児の白目の色①】白目の色が黄色の時
- 13.【新生児の白目の色②】白目の色が青色の時
- 14.新生児の白目の色が充血している!原因は?
- 15.【新生児の白目の色が充血①】出生時の出血
- 16.【新生児の白目の色が充血②】逆さまつげ
- 17.【新生児の白目の色が充血③】結膜炎
- 18.新生児の目が異常?!濁っているときや黒目が大きい時は?
- 19.【新生児の白目の異常①】濁っている時の原因とは?
- 20.【新生児の白目の異常②】黒目が大きい時の原因は緑内障?!
- 21.新生児の白目は普段からよく観察をしましょう!!
そうすると、黒目が内側に寄っているように見えてしまい、これが斜視のように見えてしまうのです。
赤ちゃんの鼻のつけ根を軽くつまんでみて、目の内側に白目が見えるようなら仮性内斜視です。
仮性内斜視は成長するにつれ自然に治っていくものなので、特に治療などは必要ありません。
【新生児が寄り目になる理由③】斜視【白目以外】
新生児の赤ちゃんの目がより目に見える理由には、仮性ではなくて本当の斜視のこともあります
私たちの目というのは、何かを物を見るときには左右両方の目が同じ方向を向かなくてはいけません。
しかし、斜視の場合には、片方の目はまっすぐと目標物をとらえているのに、もう片方の目がその外側か内側の目標とは違うところを向いてしまうのです。
私たちが奥行きを感じることができるのは、左右の目で目標物をとらえることで距離感を掴むことができるからです。
斜視の人というのは、左右の目を連動させて目標物をとらえるということができないので、立体感覚や奥行きを掴むことができなくなります。
斜視の場合は、ある程度発達してきても、目の動き方が正常なものと明らかに違う場合が多いので、早期に発見できることが多いものです。
子育て中に早期に治療を開始すれば、日常生活や学校生活に支障なく生活できるようになりますが、発見が遅れて放置した場合、メガネやコンタクトを使っても視力を充分に出すことができない弱視になってしまうこともあります。
子育て中に赤ちゃんの目のことで何かおかしいと思ったら、小児検診の時やかかりつけの小児科に相談しましょう。
小児検診や小児科で眼科の受診があると判断されれば、その旨を伝えられます。
新生児の白目の色が!白目の色が黄色や青っていったい?!
私たちの目というのは、白目が白いことが健康な証拠ですが、時々、子育て中に新生児の赤ちゃんの白目の色が黄色や青色になることがあります。
新生児の赤ちゃんの白目の色が黄色や青になることは一体何を意味しているのでしょうか。
ここから、新生児の赤ちゃんの白目の色が黄色や青になったときの症状についてみていきたいと思います。
【新生児の白目の色①】白目の色が黄色の時
新生児の赤ちゃんの白目の色が黄色の時には、新生児黄疸が考えられます。
黄疸というのは、大人でも見られる症状ですよね。全身が黄色くなってしまう症状で、肝臓を悪くすると、皮膚が黄色くなったり、白目が黄色くなったりすることで知られています。
成人の全身が黄色くなってしまう黄疸のイメージが大きいので、新生児黄疸というと、心配になってしまう人も多いものですが、生まれた時に白目が黄色くなる新生児黄疸というのは、約8割の新生児に見られる症状で、それほど心配はありません。
新生児黄疸が出て白目が黄色くなってしまう理由は、血液中のビリルビンという物質が増えることが原因で黄色くなります。
ほとんどが、生まれて日にちが経つにつれて白目の黄色は消えていきまが、ビリルビンの値が高い状態で続き、白目が黄色い黄疸の状態が続くようだと、脳性麻痺や難聴などを引き起こすこともあるので、白目が黄色い状態が続くなら注意が必要です。
【新生児の白目の色②】白目の色が青色の時
新生児の赤ちゃんの白目の色が、青くなることもあります。
大人で白目が青い人はいませんが、新生児の赤ちゃんの白目の色が青い時はどのような時でしょうか。
白目の色が青くなるのは、ほとんど問題がないと言っていいでしょう。
新生児の赤ちゃんの白目が青くなる理由は、眼球の一番外側の膜がまだ薄いことです。
眼球の一番外側の膜を、強膜といいます。新生児の赤ちゃんの目が青く見えるのは、この強膜がまだ薄くて、その内側にあるブドウ膜という膜が透けて見えることがあり青く見えることがあります。