しかし、その一方で添い寝をしたことが原因による赤ちゃんの悲しい死亡事故というのが全世界的に起きていることも事実です。
悲しい事故を防ぐためには、添い寝をする時にはどのようなことに気をつけたらいいのかここからみていきましょう。
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【ベビー布団いらない!添い寝の注意点①】窒息に注意!
ベビー布団はいらないから最初から添い寝をするという場合には、窒息事故に注意しましょう。
0歳児の死亡事故の原因の実に8割以上が窒息です。
窒息事故の中には、添い寝だけが原因ではなく、喉に異物や吐いたミルクを詰まらせたことが原因のこともありますが、添い寝が原因で起こる窒息事故も多いものです。
添い寝をしている時に赤ちゃんが窒息事故を起こしてしまうのにはいくつか共通した原因があります。
一つは、顔に掛け布団がかかってしまったこと。
一つは、枕元に置いてあったタオルなどが顔にかかってしまったこと。
一つは、川の字で寝ている親や兄弟が寝返りを打って赤ちゃんの上に、覆いかぶさってしまったこと。
添い寝が原因になる赤ちゃんの窒息事故というのは、そのほとんどがこの3つの中のどれかが原因となっています。
これを防ぐためには、次のような対策が必要になります。
掛け布団が赤ちゃんの顔にかかってしまうのを防ぐためには、親とは掛布団は別にして、赤ちゃん専用の掛け布団をかけてあげることです。
赤ちゃん専用の掛け布団なら、親の重い布団が赤ちゃんの上にかぶってしまうことを防げます。
床の上に布団を敷いて寝ている場合には、枕元にタオルやティッシュを置いてしまうものですが、何らかの拍子にそういったものが赤ちゃんの顔にかかるのを防ぐために、枕元に物は置かないようにしましょう。
親子で川の字になっている時には、赤ちゃんを真ん中に寝かせるのではなくて、お母さんの外側に寝かせるようにしましょう。
お母さんが壁になって、お父さんや兄弟が赤ちゃんに覆いかぶさるのを防ぐことが大切です。
こういった対策をきちんと取っていれば、悲しい事故を防ぐことができる確率はかなり高くなります。
またベッドで添い寝をする時には、マットレスを固めのモノを使い、沈み込みを防ぐことが大切です。
【ベビー布団いらない!添い寝の注意点②】転落に注意!
ベビー布団はいらないから、ベッドで添い寝をするという時には、転落を防ぐことも大切です。
赤ちゃんの死亡事故には、転落事故も少なくありません。
特に、自分で動くことができない赤ちゃんが、ベットから落ちてしまったら、打ち所が悪ければベッドから床程度の高さであってもん死亡事故に繋がってしまうことがあるので注意が必要です。
ベッドを壁に付けて、赤ちゃんを壁際に寝かせることが転落事故を防ぐためには一番確実でしょう。
柵をつけることも転落を防ぐためには効果的ですが、柵の中には赤ちゃんが通り抜けられてしまうものもあります。
赤ちゃんの体が通り抜けてしまう柵であれば、転落事故を起こす可能性があります。
その場合にはネットをつけるなどして、何らかの拍子で赤ちゃんが柵の方に移動してしまっても、転落事故を起こさないように対策を施しましょう。
ベビー布団が必要かいらないのかは、住宅事情なども考えて!
ベビー布団が必要なのかいらないのか、子育てを始めるにあたって、いろいろな情報についつい振り回されてしまうものですよね。
ベビー布団が必要なのかいらないのかというのは、最終的には親御さんの判断にお任せするということになります。
ベビー布団は子育てをする上で、うまく活用できればとても便利なものですが、反面、添い寝ですべてが済んでしまったというご家庭があるのも事実です。
ベビー布団を敷くスペースがあるのかどうかという住宅事情もあると思います。
そういったことも併せて考えながら、どうするのが赤ちゃんを迎えて子育てを始める上で一番良い選択肢なのかをよく話し合って決めてください。