記事の目次
- 1.【妊娠初期の中絶】妊娠初期の中絶について
- 2.【妊娠初期の中絶】妊娠初期とはいつの事をいうのか?
- 3.【妊娠初期の中絶】中絶手術とは?
- 4.【妊娠初期の中絶】法的に中絶ができる期間
- 5.【妊娠初期の中絶】初期と中期における中絶方法の違い
- 6.【妊娠初期の中絶】初期中絶手術
- 7.【妊娠初期の中絶】中期中絶手術
- 8.【妊娠初期の中絶】中絶の同意書
- 9.【妊娠初期の中絶】中絶手術の流れ
- 10.【妊娠初期の中絶】中絶手術にかかる時間
- 11.【妊娠初期の中絶】中絶手術の痛みについて
- 12.【妊娠初期の中絶】中絶手術後の生活
- 13.【妊娠初期の中絶】中絶費用
- 14.【妊娠初期の中絶】精神的なダメージ
- 15.【妊娠初期の中絶】中絶と不妊症
- 16.【妊娠初期の中絶】正しい避妊の知識を持つこと
- 17.【妊娠初期の中絶】アフターピルについて
- 18.【妊娠初期の中絶】ミフェプリストン(中絶薬)いついて
- 19.【妊娠初期の中絶】パートナーと話し合う事
- 20.【妊娠初期の中絶】中絶は女性の心と体に大きな負担がかかる
【妊娠初期の中絶】精神的なダメージ
中絶手術の身体的な痛みは仕方がありませんが、もっと怖いのは精神的な痛みの方です。
やはり、自分の体を傷つけて子供を堕ろすという行為は、状況にもよりますが精神的に傷つく女性が多いので、精神的なケアに注意しなければいけません。
たとえ、周りからの説得ではなく、自分で決めたことだとしても、中絶した後、予想外に苦しむこともあります。
中絶して初めて
「本当は中絶したくなかったのに」
と思う女性がいるのは珍しい事ではありません。
悲しい事ですが、よく考えて「産めない」と判断したのに、中絶した後になると違う方法があったんじゃないか?
産めないと思ったけど、他の方法を模索しなかっただけじゃないか?
と自責の念にとらわれる人は多いのです。
中絶手術をするときめたのなら、周りにサポートしてくれる人を見つけることが大切です。
友達でも家族でも。
頼りになる人がいるといないでは精神的な痛みが全く違います。
場合によっては鬱になりカウンセリングが必要なケースもありますから、よくよく考えて決断してください。
【妊娠初期の中絶】中絶と不妊症
中絶手術をする際に、心配な事は不妊症になるリスクです。
中絶手術をして不妊になるリスクは本当にあるのでしょうか?
答え→リスクはあります。
人工的に健康な妊娠をストップさせているので、リスクが全くないというわけにはいきません。
ただ、不妊はいろいろな原因でおこるもので、中絶したせいなのか、その他の原因なのか因果関係がはっきりしない点もあります。
でも、リスクが全くないと考えない方が良いでしょう。
考えられる不妊のリスク
・手術の際にできてしまった傷のせいで受精卵が着床しにくくなるリスク
・手術で子宮内が癒着し、子宮内膜が薄くなることで妊娠しにくくなるリスク
・手術によって卵管がつまる、癒着する事で排卵障害が起きるリスク
これらのリスクは決して高いものではありませんが、起こりうるリスクとして頭に入れておきましょう。
また、子宮口を無理に広げる事により、子宮頚管が傷つき妊娠はしても「子宮頚管無力症」といって妊娠を維持できなくなるリスクもあります。
この場合妊娠しても流産を繰り返す結果が心配されます。
【妊娠初期の中絶】正しい避妊の知識を持つこと
中絶は身体的、そして精神的な負担が大きく生じるもの。
妊娠そして中絶のリスクを防ぐには「正しい避妊」しか方法はありません。
きちんと避妊方法のリスクを理解しておく必要があるのです。
例えばコンドームは性病予防には大変効果が高いものですが、避妊に関してはリスクフリーではありません。
挿入中にコンドームが破れる、また劣化している場合もあり、100%信用してはいけないものです。
日本で考えるのなら、今のところ避妊に効果が高いのは低用量ピル。
ピルを毎日服用することで排卵を抑えることができるので、ピルは避妊にとても有効です。
資料によるとピルの避妊率は95%。コンドームは間違った使い方をしている人も多く、そのため成功率が85%と低くなっています。
ピルが95%で完璧な避妊薬ではないのは、飲み忘れのせい。
ピルを飲み忘れると避妊の効果がなくなりますから、完璧に避妊したいのであれば、コンドームとピルの二段活用。
性交渉は妊娠のリスクとともに、性感染症のリスクも起こるものですから、ピルとコンドームを併用することをおすすめします。
間違っても「中出ししなければオッケー」という安易な考え方はやめましょう。
【妊娠初期の中絶】アフターピルについて
パートナーとの性交渉、もしくは無理やり暴行された場合、妊娠の可能性がある場合に服用する「モーニングアフターピル」という緊急避妊薬です。
避妊薬の低用量ピルとは違い、中用量ピル・高用量ピルを使って妊娠しないようにする方法です。
性交渉を行ってから78時間以内にアフターピルを服用すれば、アフターピルがホルモンに作用し、妊娠しないようになるというもの。
費用は自己負担ですが、緊急時にアフターピルの事を知っておくと良いでしょう。
ただしあくまで緊急用です。
アフターピルがあるから大丈夫というようにならないように気をつけましょう。
【妊娠初期の中絶】ミフェプリストン(中絶薬)いついて
日本では承認されていないのですが、海外ではミフェプリストンという薬服用による中絶が可能です。
この方法もできる期間が定められているのですが、妊娠49日以内であれば経口薬で人工的に流産をひきおこし、中絶することができます。
副作用が多く、日本では未承認薬になるのですが、ネットで購入することができます。
しかし、未承認薬のため、医療機関で処方してもらう事ができず、医師の監視下で服用することができません。
必然的に副作用が現れても全て自己責任。
正常妊娠でない場合などを含めると自己判断で中絶薬を服用することは大変危険です。
ネットで見かける「ミフェプリストン」という薬には手を出さないようにしましょう。
【妊娠初期の中絶】パートナーと話し合う事
性的暴行など、本人の意思ではどうしようもない事例以外は避妊の事についてパートナーとしっかり話し合いましょう。
そして、妊娠してしまったら、
「私が妊娠していて私の体なんだから相手には関係ない」
と勝手に思わずにきちんとパートナーと話し合うことが大切です。