妊娠20週目の妊婦が注意する事の2つめは、妊娠糖尿病です。妊娠高血圧症に比べると少し知名度は低いのですが、妊娠糖尿病も妊婦にとって非常に怖い病気の1つです。
妊娠糖尿病は定期的に受ける妊婦健診などの尿検査や血液検査などで診断されることがほとんどです。妊娠糖尿病は母体である妊婦の腎機能の低下や羊水の量の変化を引き起こします。
また妊娠糖尿病はお腹の胎児が低血糖を起こしたり巨大児となってしまうこともあり、最悪の場合は流産につながってしまうこともあります。
妊娠糖尿病になる原因は妊娠高血圧症の時と同じく、もともと糖尿病を患っていた人や高齢出産の人、また妊娠中に体重増加が激しい人などがなりやすいと言われています。
胎児の大きさに対して明らかにお腹の大きさが大きい人は、平均以上の体重増加傾向が見られることもあります。妊婦健診の時はもちろん、日頃から自宅で体重を計り体重増加には注意しなければなりません。
妊娠20週目の妊婦が注意する事(3)膀胱炎
妊娠20週目の妊婦が注意する事の3つめは、膀胱炎です。
膀胱炎というとトイレを我慢した時に腹痛が起こってしまってかかる病気のイメージがありますが、実は適切なタイミングでトイレに行っていてもかかってしまう時があります。
妊娠20週目になると子宮がこれまでよりも大きくなり重さも増えてくるものですが、その子宮が膀胱を圧迫して膀胱炎にかかりやすくなることもあります。女性は体の構造上、男性よりも膀胱炎にかかりやすいとも言われています。
膀胱炎になるとトイレで用を足す時に腹痛があったり、尿が白っぽい色になることがあります。また腹痛に加えて体がだるく発熱してしまったり、血尿が出てしまうこともあります。
膀胱炎だけの時はお腹の胎児に大きな悪影響はないと考えられますが、母体である妊婦さんにとっては毎日の排泄で腹痛がありツライ思いをしますので、医師の診察のうえ適切な治療を受けるようにしましょう。
まとめ
妊娠20週目の母体や胎児の変化やお腹の大きさ、また妊婦であるお母さんが注意したい事などについてご紹介しました。妊娠20週目の体の変化や赤ちゃんの様子などが大体お分かり頂けましたでしょうか?
妊娠20週目はエコーや胎動などで赤ちゃんの様子を確認しやすくなるのが嬉しいものです。つわりがおさまって食事が美味しく感じられる時期ですが、食べ過ぎの体重増加は腹痛や様々な病気を引き起こします。
エコーや胎動で元気な赤ちゃんの様子を確認するためにも、太り過ぎには注意し、無理をしないように残りの妊娠生活を楽しんでいきましょう!