男女のすれ違いはなぜ起こる?
付き合い始めの頃は心が通じ合っている気がしたのに、最近は「どうして」「なぜ」と、相手の言動に疑問を持つことが増えきた…。そんな倦怠期に差し掛かったカップルには、恋愛関係特有の男女のすれ違いが起こっている可能性があります。今回は男の心理、女の心理それぞれから、すれ違いの原因と、それを防ぐための心得を解説していきましょう。
すれ違いの原因1.脳構造の違いからくる感情の理解度
男と女は身体構造に違いがあるように、脳の構造にも違いがあります。例えば、右脳と左脳を繋ぐ神経の束、脳梁という部分が太い女性に比べ、男性は細いのだとか。
これにより、右脳と左脳が連携しやすい女性は、感情の変化に敏感で、直観的に相手の感情を理解することに長けています。これは赤ちゃんの変化に瞬時に気づく、子育てをする女性に必要な能力でもあります。
一方男性は、左脳でしか言語処理をしないとも言われています。そのため、はっきりと言葉にされていない感情には気づきにくいのが男の特徴。感情をストレートに伝えないとわからない、というわけです。
この感情の理解度の差、温度差が、女性には「どうしてわかってくれないの」という不満を与え、男性にとっては何のことやら意味がわからない、という事態を招きます。
ブルーバレンタインがみたい気分。男は変わらない愛を求めるが、女は成長していく愛を求める。そして、すれ違いが増える。過去の甘い思い出と比較しながら、時間が流れるから、余計に悲しくなる。ハッピーエンドが好きだけど、これは見ちゃう。 pic.twitter.com/7p5DjbnsQK
— miy (@mi_miy_mi) May 13, 2015
ほとんどの場合、男性に比べて女性の方が感情的であり、コミュニケーション能力に長け、感情の情報量が多い=理解度が高いという違いから、男女間のすれ違いが生まれていると言っても良いでしょう。
男が悪いわけでも女が悪いわけでもない、そういう"違う生き物同士"であることをまず認識するだけでも、相手を思いやる気持ちが持てるのではないでしょうか。
すれ違いの原因2.共感を求める女に解決策を諭す男
大抵の女性は相手に共感を求め、自分の意見が否定されることも自分が否定することも嫌います。女性同士の会話を聞いていると、「そうだよね」「わかるわかる」など、相手に同意、共感する相槌の多いこと。
これは女性特有の心理です。相手に合わせて協調性を大切にするのは良いことですが、恋愛において男性にも同じように共感を求めてしまうと、すれ違いが起こります。
なぜなら男性は、感情の理解度が女性より低く、共感よりも結果を求めてしまうからです。例えば女性が「こんな嫌なことがあって」と話した場合。「それは大変だったね」という共感を求めているのに、男性は「それは今度からこうすればいい」と解決策を諭してしまう。
男性は良いことをしたつもりでも、女性の心理としては「なんか冷たい」と感じ、すれ違いが生じるというわけです。
すれ違いの原因3.察して欲しい女に言って欲しい男
相手の感情の変化に敏感な女性は、言葉にしない気持ちや言葉の裏を察することも得意です。それ故に、男性にも同じ察する能力を求めてしまいがち。けれども、そもそも脳の構造が違うのですから、「言わなくても察してよ」というのは女性のわがまま。なかには察し能力に長けた、女心のわかる恋愛上手な男もいますが、男性のなかでは一握りだと思ったほうが良いでしょう。
例えば女性が「最近倦怠期かな。ちゃんとデートしてない」と2人の関係に不安を感じていたとします。そんな感情を察することのできない男性が「次いつ会う? うち来る?」など、いつも通りに誘ったとしましょう。女性は察して欲しいがためにそれとなく嫌な空気を出しますが、男性には意味が伝わりません。
愛されていないと感じた女性は「もういい!」とキレてしまう。一方男性はキレた意味がわからないので、「生理で不機嫌だったのかな」などとトンチンカンな解釈をしてしまう。恋愛においては、こうしたすれ違いが男女間で頻繁に起こり得ます。
すれ違いの原因4.一緒にいたいと思う割合の差
女性は脳の構造から言っても、複数のことを同時に考えることができます。それに対して男性脳は、1つのことに集中する構造になっています。例えば女性は仕事が忙しくても、常に彼のことも思う余裕があるのに対し、男性は仕事に集中すると彼女への連絡なども忘れてしまいがち。すると女性は「電話の1本もかけられない意味が分からない!」と不満に思い、すれ違いが起こります。