ここまで、妊娠23週目の頃のママの体の変化についていろいろと見てきました。
妊娠23週目というのは、体調が安定している時期だという割には、様々なトラブルも起きがちになることもよくわかりますよね。
そんな妊娠23週目のママの過ごし方で、ぜひやって欲しいことがいろいろとあります。
妊娠23週目のママにぜひお勧めの過ごし方について国からお伝えします。
【妊娠23週目のママの過ごし方①】体重管理
妊娠23週目というのは、食欲が旺盛になってくる時期になります。
食欲に任せてつまみ食いをしていると、あっという間にカロリーオーバーになり体重オーバーになってしまいます。
1ヵ月あたりの体重増加は1kgをめどに、多くても1.5kgまでとして、食事をしっかりと管理をして、太りすぎないようにしましょう。
一方で、最近では産後の体型の戻りを早くするために、体重管理を厳密にし過ぎたことで、知的障害や発達障害の原因とも言われる、極端な低体重児が増えています。
妊娠中にお腹周りが膨らんで、体重が増えることは自然なことです。
最低限必要な栄養やカロリーは、お腹の赤ちゃんのためにしっかりと摂取するようにしましょう。
【妊娠23週目のママの過ごし方②】ウォーキング等の有酸素運動
妊娠23週目のママにぜひやって欲しいことは、ウォーキングなどの有酸素運動です。
もちろん、切迫早産などの危険がない人に限られますが、産婦人科のお医者さんから運動しても良いと言われているようであれば、お腹に負担をかけない、ウォーキングやマタニティーヨガ、マタニティースイミングなどをできるだけ行うようにしましょう。
極限まで体力が必要になる出産へ向けた体力づくりと、体重管理をするためにも、ぜひ運動できる時には運動する事をお勧めします。
【妊娠23週目のママの過ごし方③】母乳マッサージ
妊娠23週目の頃になったら、まだ始めていない人も母乳マッサージを始めるようにしてください。
今からしっかりと乳房をマッサージをして、乳腺の流れを良くしておくことで、出産後に母乳が出やすくなるとともに、乳腺に母乳が詰まりにくくなり、乳腺炎の予防にもなります。
出産後に母乳が出なくて悩む人も少なくないので、今からしっかりとマッサージをして、母乳が出やすいおっぱいにしておくようにしましょう。
しかし、この時期には、乳首を刺激してしまうと、子宮の収縮が始まってしまい、早産になってしまうこともあります。
乳首に少し触れただけで、早産になってしまった人もいるので、乳首には触れないように気をつけながら、乳房の根元からマッサージするようにしましょう。
【妊娠23週目のママの過ごし方④】赤ちゃんと対話・遊ぼう!
妊娠23週目のママにぜひ行って欲しいことには、赤ちゃんとの対話やコミュニケーションがあります。
妊娠23週目の頃になると、赤ちゃんはママの声を聞き分けることが出来て、話しかけると胎動で応えてくれることがあります。
赤ちゃんに沢山話しかけてあげて、赤ちゃんと沢山対話をするようにしましょう。
また、胎動を指でなぞって追いかけてみたり、胎動を感じた回数と同じ回数、お腹を軽く叩いて応えてあげたりする遊びも、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションが取れて良いものです。
【妊娠23週目のママの過ごし方⑤】温泉は入ってもいいの?!
妊娠23週目の頃になると、近場に日帰り旅行などをする人も増えてくるでしょう。
遠方や海外に行くマタ旅は、母子ともに危険が伴うので、絶対にお勧めしませんが、万が一の時にかかりつけの病院と連絡が取れる範囲での、近場の小旅行ならば、比較的体調が安定しているこの時期には積極的に行きましょう。
お腹が大きくなりなかなか動けなくなる妊娠後期から出産直後というのは、旅行にはなかなか行けなくなります。
夫婦2人でのんびりと楽しむことができる時間はもう今しか持つことが出来ないので、ぜひ今のうちに楽しんできてください。
この時期に温泉に入ってもいいのかどうか、気になっている人も少なくないでしょう。
熱いお風呂に入ると、のぼせて転んでしまう危険性があります。
また、敏感肌になっているので、刺激の強い温泉は避けたほうが無難です。
温度が低めの刺激の弱い単純泉にのんびりと入るのならば大丈夫でしょう。
万が一のことを考えたら、家族風呂に旦那さんと一緒に入ることがお勧めです。
■参考記事:妊婦が温泉に入る際の注意点は?コチラも参照!
妊娠23週目は早産による出産の危険も!
妊娠23週目に、早産によって出産してしまっても、現代の医学であれば赤ちゃんの命が助かる可能性もあります。
しかし、妊娠23週目で出産してしまうと、赤ちゃんの状態というのは、まだまだ内臓などの発達が充分ではなく、外の世界で何の問題もなく成長して生きられるほどには発達していません。
この時期に早産での出産になってしまったら、高い確率で後遺症が残ることが多いので、早産による出産はできる限り避ける様に気を付けましょう!
特に早産による出産の危険性が高くなる、お腹に力が入りすぎるような動作は行わないようにしましょう。