記事の目次
- 1.妊娠32週目!とうとう妊娠9か月目へ突入!
- 2.妊娠32週目の胎児の様子は?エコーは?
- 3.【妊娠32週目の胎児①】体重と身長は?
- 4.【妊娠32週目の胎児②】体液循環システムが完成!おしっこも!
- 5.【妊娠32週目の胎児③】皮下脂肪がしっかりと!
- 6.【妊娠32週目の胎児④】表情豊かに!
- 7.【妊娠32週目の胎児⑤】胎毛が抜け始める!
- 8.【妊娠32週目の胎児⑥】羊水の量が減り始める!
- 9.【妊娠32週目の胎児⑦】胎動で身体のパーツが!
- 10.【妊娠32週目の胎児⑧】胎動が少なくなってくる
- 11.妊娠32週目のママの様子や体調は?!
- 12.【妊娠32週目のママの様子①】膣が緩んでおりものが増える
- 13.【妊娠32週目のママの様子②】偏頭痛がひどい人も!
- 14.【妊娠32週目のママの様子③】妊娠高血圧症候群に要注意!
- 15.【妊娠32週目のママの様子④】母乳が出る人も!
- 16.【妊娠32週目のママの様子⑤】後期つわりで食欲不振に…
- 17.【妊娠32週目のママの様子⑥】動悸や息切れが…
- 18.【妊娠32週目のママの様子⑦】便秘が…
- 19.【妊娠32週目のママの様子⑧】転倒には要注意!
- 20.【妊娠32週目のママの様子⑨】お腹の張りは?
- 21.【妊娠32週目のママの様子⑩】腰痛や背中痛、恥骨痛が!
- 22.妊娠32週目のママの過ごし方は?
- 23.【妊娠32週目の過ごし方①】母乳のための食事を!
- 24.【妊娠32週目の過ごし方②】食事は回数を分けて!
- 25.【妊娠32週目の過ごし方③】体重オーバーには気を付けて!
- 26.【妊娠32週目の過ごし方④】産後の手続きの確認を!
- 27.【妊娠32週目の過ごし方⑤】出産準備は万全に!
- 28.【妊娠32週目の過ごし方⑥】産休へ入る前の最後の詰めを!
- 29.妊娠32週目で逆子!この時期の逆子はもう治らない?!
- 30.妊娠32週目に子宮頸管が短い!子宮頸管が短いと何が問題?
- 31.妊娠32週目で早産での出産!問題はある?
- 32.いよいよ妊娠生活も大詰めの妊娠後期!32週目も油断なく!
【妊娠32週目の胎児④】表情豊かに!
妊娠32週目の頃になると、お腹の胎児の表情がとても豊かになってきたことを、エコー検査でもとらえることができるようになります。
この時期には、脳のしわがどんどんと増えていく時期になり、赤ちゃんの感受性もどんどんと豊かになっていきます。
ママのお腹の中にいても、外側からの音の刺激によって、楽しいとか嬉しいとか悲しいとか怒りとか、様々な感情を感じるようになり、それを表情に表すようになっていくのが、エコーにも捉えられるのです!
ママの感情や、パパとの会話による感情の揺れ動きを赤ちゃんは敏感に感じ取っている時期になるので、赤ちゃんにはすてきな音や会話を沢山聞かせてあげるようにしましょう。
【妊娠32週目の胎児⑤】胎毛が抜け始める!
エコーでは確認できませんが、妊娠32週目の頃になると、それまで全身を覆っていた胎毛が抜け始めます。
胎毛は羊水の刺激から赤ちゃんを守るために全身に入っていた毛になりましたが、この時期になると皮膚が厚くしっかりとしてきた上に、これから羊水の量が減る時期に入っていくために、胎毛によって皮膚を守る必要がなくなっていきます。
そのために、妊娠32週目の頃から胎毛が抜け始めていくのです。
しかし中には完全に抜け切らないで、背中やおでこに生やしたまま生まれてくる赤ちゃんもいます。その場合には、1歳になる頃までには全て抜け落ちるので安心してください。
【妊娠32週目の胎児⑥】羊水の量が減り始める!
妊娠32週目の頃は、羊水の量が800ml程度と最大量になりますが、これ以上羊水が増えることはありません。
妊娠32週目のピークとしてこれから羊水の量がどんどんと減っていく時期になります。
最終的に、羊水の量は400ml程度になります。
これからの時期は羊水の量にも注意が必要になっていきます。
羊水は多すぎても少なすぎても、胎児の体に影響が出てしまいます。
妊婦健診のときに羊水の量について指摘された場合には、医師の指示をしっかりと守るようにしましょう。
【妊娠32週目の胎児⑦】胎動で身体のパーツが!
妊娠32週目の頃には羊水の量が減り始めます。
今までは、羊水がクッションの役割をしていたために、赤ちゃんがママのお腹を蹴っても、蹴った感じしか胎動では伝わってきませんでした。
ところが、このクッションの役割をしていた羊水の量が減ると、手足が直接子宮の壁に常に濡れているような状態になります。
そのために、胎動を起こすときに、今まではママは蹴られたという感覚しかなかったのが、この時期から胎児の体のパーツがお腹の中から飛び出してくるような感じを受けるようになります。
お腹を触ったときに、手や足があるのを感じるようになるのも羊水が減り始めたこの時期からになります。
【妊娠32週目の胎児⑧】胎動が少なくなってくる
羊水の量が減ってくると、エコーでも見られるように、赤ちゃんは子宮の下の方に降りてくるようになり、徐々に出産に向けて骨盤の中に頭をセットするようになります。
すると、羊水も減ることもあり、子宮の中に赤ちゃんが胎動を起こす余裕がなくなってきます。
胎動が全くなくなるわけではないのですが、妊娠30週目くらいまで赤ちゃんの元気な胎動で遊ぶことを楽しんでいたママにとっては、ちょっと胎動が少なくなったことがさみしく思う人もいるかもしれません。
でも、この時期から胎動が少なくなっていくのは、赤ちゃんが出産準備に入ったためです。この胎動が少なくなるという変化は、出産に向けて大切なものになります。
とはいえ、胎動は個人差がとても大きいものです。妊娠後期になっても、激しく胎動を起こし続ける赤ちゃんもいます。この時期に胎動が少なくならないことで、却って心配になる人もいるようですが、胎動が元気なのは特に心配は要らないでしょう。
注意しなければならないのは、全く胎動がなくなることです。
24時間以上、胎動を感じないことがあったら、お腹の赤ちゃんに何かトラブルが起きている可能性があります。すぐに病院へ行きましょう。
妊娠32週目のママの様子や体調は?!
妊娠32週目の頃のエコーに映る胎児の様子がよく分かったところで、次はママの様子についてみていきましょう。
赤ちゃんはエコーでも元気な様子を見せてくれていましたが、いよいよ妊娠後期に入ってきたママの体調にはどのような変化が起きるものなのでしょうか。ここからみていきましょう。
【妊娠32週目のママの様子①】膣が緩んでおりものが増える
妊娠8ヵ月に入ると、ママの体も出産すの準備に着々と入り始めます。
出産の時に赤ちゃんが通って外の世界へやってくる産道を広げやすくするために、この時期から膣が緩み始めます。
妊娠初期にはおりものの量が増えたのが、妊娠中期にはいったん減っていました。
それが、この時期になると膣が緩むことでおりものの量が増えて、また不快な感じを覚えるようになる人が少なくありません。
色や臭いに異常がなければ、この時期におりものが増えることは自然な現象なので、心配は要らないのですが、局部がかぶれやすくなりますよね。
通気性のよい清潔な下着を身につけることや、おりものシートを活用してこまめに替えることなどの対策をとるようにしましょう。