この子宮が大きくなってくる妊娠21週目の頃には、痔に悩むママも増えてきます。
子宮が大きくなると、直腸の周りの血管を圧迫するようになり、血流が悪くなってしまいます。
直腸で滞った血液によってしこりが出来てしまい、それがイボ痔となってしまうのです。
また、妊娠中には便秘になりやすいママが多いものですが、硬くなった便を無理やり出そうっといきばったことで、肛門のあたりがキレてしまう切れ痔になることもあります。
イボ痔も切れ痔も水分を多く取り、食物繊維や乳酸菌をしっかりとって便通を良くすることが予防や改善に繋がります。
また、腰周りをしっかりと温めて、冷やさないようにすることも大切なります。
痔は恥ずかしい症状なので、なかなか病院で相談出来ませんが、妊婦さんにはよくある症状なので、恥ずかしがらずにできるだけ早く産婦人科で相談をして、薬をもらうようにしましょう。
痔は早めの対処が大切です。
【妊娠21週目のママの様子⑨】色素沈着が…
妊娠すると、メラニン色素が沈着しやすくなるために、日焼けをするといつも以上に色が濃くなってしまったり、しみやそばかすの色が濃くなってしまったり、乳首や外陰部の色が濃くなったりします。
これは妊娠中にはどうしようもない現象で、出産後には徐々に色が薄くなっていきます。
あまり気に過ぎないようにすることが大切です。
【妊娠21週目のママの様子⑩】尿たんぱくが出ることも!
妊娠21週目の頃には、妊婦健診の際の尿検査で尿たんぱくが陽性と出るママも少なくありません。
尿たんぱくは腎臓の機能が低下した時に出やすく、妊娠高血圧症候群の兆候にもなるものです。
妊娠中には、ママの体の臓器にも負担が大きくかかるために、腎臓にも負担がかかり疲れやすくなってしまうことが、尿たんぱくが出てしまう原因になります。
尿たんぱくが出たときに、高血圧を伴っていなかったり、妊娠中に、1回か2回程度尿たんぱくが陽性と出るようならそれほど心配はありません。
何か問題が起こっている時には、医師から何らかの指示が出されるので、その指示に従うようにしましょう。
妊娠21週目!ママのおすすめの過ごし方は?
妊娠21週目の頃にも、ママの体には様々な体調の変化が起こることがわかりましたね。
お腹の大きさも大きくなってくる妊娠21週目のママの過ごし方は、どのような過ごし方がお勧めなのでしょうか。
ここからは、妊娠21週目の頃のママの過ごし方についてみていきましょう。
【妊娠21週目の過ごし方①】体重と食事管理を!
妊娠21週目の頃の過ごし方で気を付けて欲しいことは、体重管理です。
この頃になると、つわりも完全に終わった人が増えてくる上に、食欲が旺盛になる時期になります。
つわりが終わるが遅かった人は、今までに食べられなかった分を取り戻したくて好きなものを好きなだけ食べたいと思ってしまう人もこの時期には少なくありません。
しかし、旺盛な食欲に任せて食べたいものを食べたいだけ食べていたら、体重があっという間に増えてしまいます。
この時期の体重の適正な増加量は、1週間に500g程度です。これ以上体重が増えすぎてしまうと、出産の時の難産や、妊娠糖尿病の危険が出てくるので、しっかりと食事を管理して、体重増加を適正に抑えるようにしましょう。
反対に、出産後の体型の戻りを気にして、体重管理を厳密に過ぎている人も最近増えてきました。知的障害や発達障害の原因ともなる低体重で生まれてくる赤ちゃんが増えています。
この時期には、最低でも1週間に300gから500gの体重増加は、赤ちゃんの発育のためには必要になります。妊娠中は自分の体型よりも、赤ちゃんの健康を考えて、しっかりと栄養やカロリーを摂るべきものは摂りましょう。
【妊娠21週目の過ごし方②】カルシウムと鉄分はしっかり摂取!
妊娠21週目の頃の過ごし方で、食事の栄養バランスを考えるときには、特に鉄分とカルシウムは多めに摂るようにしましょう。
カロリーやたんぱく質は簡単に必要な量を食べることが出来ますが、鉄分とカルシウムというのは、意識して取らないとしっかりと摂ることができません。
これから、赤ちゃんの体もどんどん大きくなっていくにつれて、赤ちゃんの体の血液も骨の量もどんどんと多くなっていきます。
赤ちゃんの体の発達に必要な栄養は、ママの栄養を削ってでも赤ちゃんに送られるので、カルシウムや鉄の量が足りないと、ママの身体が貧血を起こしたり、骨がもろくなってしまいます。
また、この時期には、マタニティーブルーになりやすいのですが、精神安定にはカルシウムも大切な要素になります。
どうしても食事で摂りきれない場合には、鉄分やカルシウムはサプリメントを活用しても大丈夫なので、毎日充分な量を摂るようにしましょう。
【妊娠21週目の過ごし方③】転倒注意!
妊娠21週目の頃の過ごし方で注意して欲しいことには、転倒に注意することがあります。
この時期には、お腹が急激に前に大きくせり出してくるようになるために、身体のバランスがとりにくくなる上に、足元がよく見えなくなっていきます。
転んで、腰や下腹を今強く打ってしまうと、子宮の収縮が始まってしまい、流産になってしまうこともあります。