【モーニングページ】に必要なものは、実はノートとペン、それだけです。
手書きであることが重要とされているので、パソコンやスマホのメモなどではなく、一冊のノートを用意してください。
ノートの大きさに指定はありません。
書くことが得意ではない方は、最初はA5サイズなど、コンパクトなノートが良いかもしれません。
罫線の幅も、自分が書きやすいものを選びいましょう。
ただし、手帳やメモ帳など小さすぎるノートだと、書く内容も小さくなってしまうと言われています。
小さい方がたくさん書く必要がなく楽だと思いがちですが、確かな効果を期待するのなら、もう少し大きなノートを用意しましょう。
書くことが苦痛ではない方、慣れてきてより効果を得られたい方は、ぜひA4やB5サイズのノートをご用意ください。
自分の好きなデザインのノートやペンを揃えると、モチベーションも上がりますよ。
【モーニングページ】いつやる?
【モーニングページ】に大事なのは、それを行う時間帯です。
その名の通り、朝に行うことが求められています。
朝、と言っても、午前中、というくくりではなく、朝起きたらすぐ、です。
家族と会話をしたり、家事をこなしたり、通勤電車に乗ったりして、あれこれ思考をめぐらせる前のまっさらな状態でスタートするのがおすすめです。
仕事で朝が早い方、家族の朝食やこどもたちのお弁当を作る方、夜更かしが好きで朝はギリギリまで眠っていたい方など、事情はそれぞれあると思います。
ですが、1日の始まりである朝が忙しいのは、当たり前です。
これからは、今までより少しだけ早起きをしてみましょう。
ちなみに、「夜じゃダメなの?」という質問に、キャメロンはこう答えています。
“夜では、その日にあった出来事を書いてしまいますが、過去は変えられません。朝だからこそ、その日を促す内容になるのです”
【モーニングページ】やり方は?
自分の内面を見つめ直すことができる【モーニングページ】ですが、そのやり方は簡単です。
毎朝、ノートに思いついたことを書くだけです。
重要なのは、毎朝3ページずつ書いていくことです。
慣れるまで1ページずつ…とゆるやかに始めたい気持ちもあるかもしれませんが、効果を得られたい方は、3ページというルールを守ってみてください。
手書きは苦手だという方も、ぜひこの【モーニングページ】だけは手書きにチャレンジしていただきたいところです。
手書きの文字には、感情が表れます。
殴り書きでも、力ないミミズ文字でも良いのです。
そのときのあなたの感情を表してくれる、大事なツールと考えてください。
また、パソコンやスマホだと、書き直しが容易にできてしまいます。
何度も上書きすることは、【モーニングページ】には不要なのです。
字を間違えてしまっても、書くつもりのなかった言葉でも、そのままで良いのです。
3ページを埋めるのにかかる時間は人それぞれです。
書きたいことはあるけど、時間が足りない…ということのないよう、余裕を持って早起きできると良いですね。
【モーニングページ】何を書く?
それでは、【モーニングページ】には、何を書けばよいのでしょうか?
実は、書き方に正解はありません。
そのとき感じていること、ポジティブな言葉、ネガティブな心理など、なんでも良いのです。
誰にも見せることがないノートなので、“人にどう思われるか”を気にせず、どんなことでも書いていきましょう。
昼間や夜に書くと、その日を振り返るだけの行為になってしまいます。
それでは、創造性を見つけるワークにはならない、自分を見つめ直す力は引き寄せられない、というのが【モーニングページ】の考え方です。
書き方で重要なのは、内容よりも、“毎朝”“3ページ”書くことなのです。
中には、ネガティブな内容を書くことに抵抗がある方もいるかもしれません。
ですが、キャメロンは、“怒りや、めそめそした泣き言は、あなたとあなたの創造性の間に立ちはだかっているものを表している”と著しています。
つまり、そういったネガティブな思考を、頭からノートにアウトプットし、創造性を引き寄せる効果があると言っているのです。
誰にも知られたくないネガティブな思考は、朝のうちに吐き出してみてください。
そのとき、あなたにどんな奇跡が起こるのか、ぜひ体験してみてください。