書き方に正解はない、とは言っても、書くことが得意ではない方、内面を文章に落とし込むことが苦手な方もいるでしょう。
「書き方に迷う」「何を書いたらいいかわからない」
そんな理由で、【モーニングページ】を挫折することはありません。
書くことがなければ、“書くことがない”と、そのまま書けばいいというのが、【モーニングページ】のやり方です。
“モーニングページってどうなの?”“本当に効果あるの?”という疑問がある方は、その疑問や気持ちをそのまま書いてみましょう。
びっしり余白なく埋めないと達成感が得られないと思われるかもしれませんが、書き方で重要なのは、先ほどもご紹介したように、“毎朝”“3ページ”書いていくことなのです。
書き方に決まりはありません。
殴り書きでも、読めないくらい小さな字でも、起き抜けでへろへろな文字でも、なんでも良いのです。
書くことがない。書くことがない。書くことがない…。
そう書き続ける日々は、永遠には続かないでしょう。
【モーニングページ】の書き方=自分の思考をノートにアウトプットする作業に慣れていけば、洪水のように言葉があふれてくる日もくるかもしれません。
自分なりの書き方に出会えたら、その後はうまくやっていけるはずです。
【モーニングページ】いつまでやるの?
毎朝続けることが大事なのがわかったら、次に出てくる疑問は、いったいいつまでやったらいいの?というものでしょう。
キャメロンは、まずは12週間続けることを推奨しています。
そんなに長く!?と気が遠くなるかもしれませんが、これだけやり方がシンプルで簡単なものなので、プレッシャーに思わず、長く続けてみてください。
最初に12週間、と聞くと長く感じますが、中には1年どころか数年、10年以上続けているという方もいるのです。
着替える、顔を洗う、食事をする…というような毎日の習慣として、暮らしの中に組み込まれると良いですね。
【モーニングページ】読み返すべき?
自分が起き抜けに書いた文章、特にネガティブなものを読み返すのは抵抗がある…という方もいるでしょう。
実は【モーニングページ】では、書いてから8週間は読み返してはいけないというルールがあります。
9週目に読み返すことで、無意識に繰り返していた言葉に気づいたり、大小の変化が明らかになったりするでしょう。
読み返すことで、気づいていなかった自分の内面を知ることになるのです。
【モーニングページ】を長く続けている人の中には、一度も読み返すことなく、ノートが終わったら捨てていく、という方もいます。
日々の暮らしの中で、習慣のひとつになっているという方には、読み返すことはさほど重要なことではないのかもしれません。
【モーニングページ】効果は?
ここまで【モーニングページ】のやり方・書き方についてご紹介しましたが、ここからはその効果についてご紹介していきたいと思います。
【モーニングページ】は、心のデトックス、心の大掃除、などと表現されることがあります。
自分の心にあった感情や思考が、文章にすることで整理され、自分の本当の思いに気づくということです。
思考がクリアになり、やりたいこと、やるべきことがはっきりすることで、行動に移すことができます。
中には、具体的な問題がはっきりしただけで何も解決していないのに、心の靄が晴れた、すっきりした、という声もあります。
また、「今日も朝3ページ書けた」という達成感で、1日を晴れやかな気持ちで過ごせるという声もあります。
頭の中がクリアになることで問題が明瞭化し、漠然とした不安が消えたという声もあるようです。
このように、効果には個人差がありますが、何かしら日々の暮らしにプラスの効果があることは間違いないようです。