引っ越しの挨拶でのマナーを確認する
引っ越しの挨拶は、より円滑な近所付き合いをするためにも、マナーを守る必要があります。引っ越しの準備は大変ですが、あらかじめマナーをチェックしておきましょう。
挨拶する軒数を決める
挨拶する軒数は、新居が戸建てかマンションかで異なります。戸建ての場合は特に近所付き合いが濃いので「向こう3軒両隣」に挨拶するべきとされています。両隣の2軒はもちろん、自宅の表裏、向かい3軒ずつ、トータルで8軒に挨拶しておきましょう。
マンションの場合は、一般的に上下左右の計4部屋に挨拶するものですが、角部屋だったり最上階だったりで軒数は変わります。世帯数が少なかったり、マンション内の付き合いが密だったりする場合は、すべての部屋に挨拶しておくと、その後の生活が円滑に過ごせます。
のしはつけるのがベスト
のしは付けなくてもマナー違反ではありませんが、引っ越しの場合は表には「御挨拶」と記し、その下に名字を記したのしを付けると、相手に名前を知ってもらえるのでベストです。
こちらが名乗れば相手も名乗ってもらえることが多いので、表札を出していない相手の名前を知ることもできます。
挨拶は引っ越し当日の午後が好ましい
挨拶に行くタイミングも悩みどころですが、一般的には引っ越しの当日か翌日がベストです。朝はどの家庭でも慌ただしいものなので、午後の明るいうち、できれば14~16時頃に伺うのが良いでしょう。
引っ越しのトラックが道を塞いでしまったり、ご近所さんが出入りするのに不便をかけるようなら、事前に挨拶に行くとクレームなく作業できます。
子育て世帯は、相手への配慮も
自分の家に赤ちゃんや小さな子どもがいる場合は、泣き声や足音で迷惑をかける可能性が高いです。あらかじめ挨拶の際に伝えておくか、一緒に連れて行き顔を見せておくと、騒音問題などでトラブルが発生するのを防ぐことができます。
もちろん最初の一度きりでなく、顔を合わせた際に「いつもうるさくてすみません」といった気持ちを伝えるようにしましょうね。
引っ越しの挨拶のお菓子は定番のものを!
引っ越しの挨拶は、時代とともに近所付き合いが薄くなり、やらない人も増えています。ですが、いざというときに頼りになるのは、遠くの親戚よりもご近所さんです。災害や犯罪から自分や家族を守るためにも、引っ越しの挨拶や日々の挨拶を欠かさずに行いましょう。
引っ越しの挨拶では、好みの分かれそうなものや意外性のあるもの、流行のものよりも、誰にでも喜ばれそうな定番のお菓子を持参すると、新生活がスムーズに始められますよ。
引っ越しの際は笑顔を忘れず、ご近所さんに挨拶に行きましょう♪