洋画のラグビー映画①:ぼくたちのチーム
2017年にアイルランドで公開された映画です。残念ながら日本での公開はありませんでしたが、Netflixで配信されました。
この映画はラグビー映画ですがスポ根モノではなくコメディ映画となっていて、再婚した父親の都合で軟弱男子がラグビー強豪校の寄宿制男子校に編入させられてしまうというストーリーです。
次第に育まれていく友情、少年の同性愛、ストーリー全体には人生訓となるような言葉も多く出てきます。自分を偽らずに生きていくことの難しさと大切さが伝わってくることでしょう。
「他人の言葉を借りて自分を語るな」「自分を偽ったら誰が自分になるんだ!」大人になってから聞くと、重く受け止められる言葉です。ラグビーを通して成長する主人公たちに自分を重ね合わせてしまいそうになる作品となっています。
洋画のラグビー映画②:生きてこそ
1993年のアメリカ映画です。ポスターやDVDのパッケージを見る限りでは、まるで山男の話のようですが、これはウルグアイの学生ラグビーチームに実際に起きた飛行機墜落事故の映画です。
序盤の飛行機墜落シーンは凄惨で目を覆いたくなるほどですが、極寒のアンデス山脈で遭難した若きラグビー部員たちの絆や生きるための決断力がリアルに描かれています。
生きるために出来ることは何なのか。極限状態まで追い詰められた彼らの決断など、ぞわぞわするような展開が待ち受けています。「生きてこそ」という日本語タイトルは、観終わったあとにズシンと心に響くことでしょう。
邦画のラグビー映画2選!青春映画好きにも◎
ここからは、邦画のラグビー映画のおすすめ作品です。ワールドカップ熱が冷めやらぬ今だからこそ、邦画で見てほしい感動がここにあります。
邦画というだけで身近に感じられるものですから、まだ観ていない人は機会があったら観てくださいね。
邦画のラグビー映画①:グラスホッパー
群馬県・太田市を舞台に、小学生の子供たちがラグビーを通して成長していく姿を生き生きと描いた青春ストーリーです。
元ラグビー日本代表の父を持つ姉弟だが、弟は父に憧れるものの運動神経が悪く、体育では恥をかく始末。父に教えてもらおうとしますが、何故か断られてしまうのでした。
地元のラグビーチームには、純粋にラグビーが好きで集まってきた子供ばかりではなく、キャプテンもマネージャーもほとほと困っている状態です。しかし、次第にチームがまとまっていく様子がピュアに描かれていて、心温まる作品となっています。
この映画が上映されたのは、撮影の舞台となった群馬県にある2つのイオンシネマのみとなっているので、観たことがない人も多いことでしょう。ローカル感がありつつも、温かみのある映画に触れてみませんか?
邦画のラグビー映画②:君はノーサイドの笛を聞いたか
ドキュメンタリー映画「君はノーサイドの笛を聞いたか」は、2009年に全国の公会堂や市民ホールで上映されました。製作協力には日本ラグビーフットボール協会も携わっています。
オーストラリア代表の日系人・W.P.J.イデのドキュメンタリーで、ラグビーの映画ではありますが愛と平和がテーマとなっています。
第二次世界大戦が時代背景にあり、ラグビーへの思いや戦争と平和、家族や仲間、そして日本とオーストラリアの関係など、その時代だからこそ抱えていた苦しさや辛さが描かれています。
W.P.J.イデの人生とはどんなものだったのでしょう。平和な時代に生きる者たちが学ばなければいけないことが、この映画には詰まっています。
ラグビー映画でスポーツ観戦の爽快感を感じよう!
ワールドカップでラグビーのファンになった人も、ラグビー映画を見ればより素晴らしさや絆を感じられるでしょう。
ラグビーに限らず、スポーツを通した仲間には、目に見えない言葉では言い尽くせない絆があります。今回紹介した映画で、ぜひ爽快感や感動を味わってみてくださいね。