不幸自慢をする人の心理と特徴7選！そんな人たちへの対処法も解説

不幸話をする人の心理としてついに、「自分はこんなにも苦労や困難を乗り越えてきた、素晴らしい人なのだと認められたい」と言う願望を持っている人もいます。
「あらゆる困難を乗り越え、年齢から見て考えられないほどの経験値を積み、今の私がいる。そんな私を見てほしい」と、思っているのです。
実際にはそんなに大した努力や不幸な話はなく、たいていの人間が経験しているようなことばかりであっても、自分にはそれ以外の話題がないため、自分をアピールするために話を盛って伝えたりするのも特徴です。

この手のタイプの人も、自分に自信がないタイプの人が非常に多く、自分をアピールするためにはどうしたらいいのか考えた結果、「私はこんなことを過去に乗り越えてきた」と言うアピールをしようと行きついているのです。
今現在、何か困難を乗り越えるほどの実力はないということは感じていて、友人や同僚の目の前で困難を乗り越えて認めてもらうということは難しいと分かっているからこそ、確認しようのない過去の話を持ち出して、何とか自分の株をあげて素晴らしい人だと認められたいと思っているのです。

不幸自慢をする人の心理としては、ただただ単純に寂しいという気持ちが、不幸自慢をさせているということもあります。
孤独と戦いながら生きてきたような人は、寂しいという気持ちを心の中にずっと持っており、何か人が自分に興味を持ってくれるものはないかと探し続けています。

そこで、すでに紹介した通り、不幸自慢の話をすれば人がかまってくれる、人が自分の話を遮らずにただ頷いて聞いてくれたり、励ましてくれたりするということに気が付き、不幸自慢ばかりするようになってしまうのです。
あまり友人がおらず、コミュニケーション能力が低い人は、この不幸自慢をしたときの皆の優しい反応がクセになって忘れられず、ずっと続けてしまうという特徴も持っています。

不幸自慢をする人の心理として、不幸な自分に酔っているということも挙げられます。
俗にいう、「悲劇のヒロイン」タイプの人間ですね。
自分はこんなに頑張っている、こんなに恵まれない環境の中努力してきた、それでもめげずに頑張っている私ってなんてけなげなの…と自分で思いながら、他人にもそう思ってもらいたいがゆえに不幸自慢をするのです。

他人が同じように、「あなたはそんなにも過去に辛い経験をしてきているのに、今よくこんなにいい子に育ったね」とか「よくグレずに生きてきたね、えらい！」「今あなたがこんなに優しいのはそんな努力があるからだったんだね」なんて口車に載せられているのが快感でたまらなく、不幸な自分をあえて作り上げ、そのムードに酔っているのです。

不幸自慢をする人の心理として、話を自分中心にしたいという理由から、選ぶ話題が常に自分の不幸自慢ということも挙げられます。
不幸話って誰かが始めると他の人が話を遮るのはちょっと気が引けますよね。
内容によっては真剣に、深刻な話をしている風にみせてきますから、それを遮って「そんなことより、この前オープンしたカフェいった？」なんてなかなか言えません。

不幸自慢をする人は、そういった相手の心理を利用して、不幸な話をすれば自分の話題が中心に来る、誰かに遮られることはないと確信をもってわざと不幸自慢をするのです。
そうすることで常に話題は自分が中心で、自分があたかも人気者のような気持ちになることが出来るというわけなのです。

最後に、不幸自慢をしている人の中でも、実は不幸自慢をしているように見せかけて幸せ自慢をしている厄介な人もいます。
よく漫画のキャラで見る「モテすぎちゃって困るよ～」なんて言うタイプも、このタイプの人間です。

そこまで極端な人はいないかもしれませんが、「元カレがよりを戻そうって何度も言ってきて…今の彼氏もそれに対してすっごい怒っちゃって…こいつだけは渡さないなんて怒鳴っちゃって…」なんて落ち込んだ様子で言いながら、悩み相談をしてきているのかと思ったら、ただ単に男二人に囲まれてモテる私をアピールしたいだけなんてこともざらにありますので要注意。
こういうタイプの人の話はまともに聞いている方がバカを見る羽目になってしまいます。