記事の目次
- 1.無意識に人格否定はしていませんか
- 2.人格否定をすることは一体どういうことか
- 3.人格否定をする人の特徴①感情のまま怒鳴る
- 4.人格否定をする人の特徴②抽象的に罵倒する
- 5.人格否定をする人の特徴③性格を罵倒する
- 6.人格否定をする人の特徴④育ちを罵倒する
- 7.人格否定をする人の特徴⑤私生活を罵倒する
- 8.人格否定をする人の特徴⑥倫理観を罵倒する
- 9.人格否定をする人の特徴⑦感情を罵倒する
- 10.人格否定をする人の具体的な発言例を一部ご紹介します!
- 11.人格否定の発言例「何故怒るのかわかるか」
- 12.人格否定の発言例「君は本当にダメだね」
- 13.人格否定の発言例「○○卒の人はわかんないよね」
- 14.人格否定の発言例「だから田舎育ちは」
- 15.人格否定の発言例「そんな趣味だから」
- 16.人格否定の発言例「お前に悲しさなんてない」
- 17.人格否定する人の対処法① 自覚させる
- 18.人格否定する人の対処法② 沈黙
- 19.人格否定する人の対処法③ 煽てて放置
- 20.人格否定する人の対処法④ 魔法の“は”
- 21.人格否定をする人は、下品な人間。
人間にはそれぞれの「人としてこうありたい」「人としてこうあらねばならない」という感性や概念があります。
それは仕事においても、プライベートに置いても垣根はありません。
自らの信念や信条として生きている人も沢山います。
しかし、これらを蔑み罵倒することは人格否定をしていることと同じです。
仕事という枠だけにくくるとすれば、もし仕事上差しさわりがあるのであればきちんと理由を告げて相手の倫理観は尊重しながらも「こうしてもらえると助かる」といって調整をするのが上司や先輩の仕事です。
人格否定を平気でする人はその仕事を放棄するだけではなく、倫理観を罵倒し尊厳を傷つけることを平気でするのです。
更に、プライベートな間柄であっても相手の信念や倫理観を否定しつづける人も、人格否定をする人の特徴を言えるでしょう。
人格否定をする人の特徴⑦感情を罵倒する
人格否定をする人で、「これぐらいは人格否定にならないだろ」と勘違いしてしまう代表例としてあげられるのは相手の感情を否定するということ。
人間には喜怒哀楽という感情が備わっています。それは至極全うで当たり前の事です。
しかし、こと仕事になってみたり、自分と同調する意見を持たない相手に対してその感情を許さない人間もいるのです。それが、人格否定をする人の大きな特徴ともいえるでしょう。
例えば、相手の嬉しかったことを「嬉しいと思うな」と言ってみたり、怒っている人に対して「怒りの感情を抱くな」というのは相手に「感情を殺しロボットになれ」と命じているのと同じ意味です。
しかし人が人に対して「心動かされるな。」などという権利はありません。
その人の感情はその人だけのものであり、心は常に自由なのです。
そういった人の感情や気持ちすらもコントロールし自分の都合の良いようにだけ働かせようとする人は、人格否定をする人の特徴と言えるでしょう。
人格否定をする人の具体的な発言例を一部ご紹介します!
これから、人格否定をする人の発言や言葉の代表例をほんの少しだけご紹介します。
その他にもモラルハラスメントやパワーハラスメントにカテゴライズされるような人格否定の言葉がありますので、今回ご紹介する一例だけに限らず、自らの尊厳と自由、それから心を守る為に、理不尽な人格否定をされても相手にしない強靭な精神力を養っていきましょう。
人格否定の発言例「何故怒るのかわかるか」
人格否定をする人の発言例としてまずは「なぜ怒る(怒っているのか)わかるのか。」といった趣旨の発言です。
この発言をするのは仕事における上司であったり、組織の立場的に上に立っている人間が相手に対して投げかける言葉であると予測されます。
発言した本人は相手に対して「自分で考えさせること」を意図として言葉を発しているかもしれませんが、こういった質問の仕方は意味がありません。
相手に一生懸命考えさせて返答があったにしても、自分が満足のいかない答えが返ってきたら更に逆上して「違うだろ!」と怒鳴り相手を罵倒する気持ちでいる為です。
更に帰ってきた答えによって「性格の否定」や「育ちの否定」のきっかけを作ることにもなり得ます。そのための足掛かりを作る質問の例なのです。
あからさまに人格否定をしやすいような返答が返ってくると想定された質問は、「さあこれからあなたの人格を否定しますよ」と呼び掛けている質問でもありますので、十分に注意しましょう。
人格否定の発言例「君は本当にダメだね」
人格を否定する人の中に全体を揶揄して「ダメ」という言葉をチョイスする人がいます。
こういったタイプの人間は「何が」「どう」いけないのか、「どのように」直していったらよいのかを指摘することが出来ません。
特に仕事が出来ない上司や人を蔑むことで自分の有意性を確かめるタイプに多い発言です。
具体的に相手が直すべき部分が見当たらなかったり大した部分ではないのにあえてチクチクと嫌味を言い連ね相手の人格を否定してくるタイプと言えます。
こういったタイプの人間は、相手をとにかく自分より劣性であるということを確認したい人間性を持っています。
そのために非常にオブラートに包んだ人格否定をします。
全体を揶揄した「ダメだね。」「使えないわね」「クズだな」といった暴言を吐いてくるのです。
時々、部下のしかり方を知らない上司がこういった怒り方をするという擁護派の意見もありますが、そもそも人の欠点を指摘するということはしっかりと「どこ」なのか「どうしたら」よいのかを伝えられない上司はただパワハラしているだけと同じ意味なのです。
人格否定の発言例「○○卒の人はわかんないよね」
人格否定をする人の発言例としてあげられるものとしては、最終学歴で判断するような差別用語を用いたケース。
学歴社会がまだまだ色濃く残るからこそ、出てくる発言とも言えるでしょう。
学歴はそれまで努力を続けてきた人が得た称号。だからこそ自慢したいがために出てくる言葉かもしれませんが、それが差別用語であることは変えようのない事実です。