誰もが経験
人をバカにする人の存在
学校に、会社に、ご近所に、必ずと言っていいほど居る「人をバカにする人」。
正直、そういう人は周囲から好かれてはいないことでしょう。その人のおかげで空気が悪くなることもしばしばではないでしょうか。
ハッキリと反論なり何か言い返したりすることができる相手ならいいですが、そういう相手ばかりとは限りませんよね。
ただただ人をバカにする人の発言を聞いているだけというのは辛いものです。
しかも自分が精神的に参っているときにそんな言葉を浴びせられたらひとたまりもありませんよね。再度浮上するまでにかなりの時間を要するかもしれません。
どうしてコイツはいつもこうなんだ!と怒るのはごもっともな話です。
しかし、人をバカにする人には、その怒りはまず伝わっていないのが悔しいですよね。
人をバカにする人の特徴1:自信のなさ
人をバカにする人の心理として、「自信のなさ」があります。
他人を下げて自分を上げるという方法でしか、自分の価値を上げる方法を知らないのです。
そのために、他人の言動をバカにして、いかに自分に知識や行動力を備えた人間であることを言葉で伝えようとするのです。
バカにする=自分ならしないけどね、といった考え方です。
周囲からの評価を常に気にしていて、自分がデキない人間だと思われるのを恐れるあまり、人をバカにすることで自分を正当化しているわけです。
しかし、そんなことがまかり通るはずもなく、人をバカにする人は周囲からただただ嫌われていくということになりますよね。
人をバカにする人で、自信のなさが見える人には、「自信が無いんだな、かわいそうに」と思うことが対処法と言えるのではないでしょうか。
人をバカにする人の特徴2:コンプレックス
人をバカにする人は、コンプレックスの塊という心理の場合があります。
自分のコンプレックスをプライドの高さゆえに見下す言葉となって口から出てくるわけです。
思い込みが強いのも人をバカにする人に多く、自分の価値観を決して曲げようとせず、自分の価値観こそが正しいと思い込んでいます。とても厄介な話ですよね。
誰にでもコンプレックスはあります。しかしほとんどの人は、コンプレックスを隠そうとする場合、その話題に触れないとか、そのコンプレックスから遠ざかるという心理になるものですが、人をバカにする人は敢えてそのコンプレックスでも自分の下の存在を見つけ出そうとします。
自分より下の人間がいる、自分より劣っている人間がいる、そう思うことで自分のコンプレックスから逃れようとする心理はわからないでもないですが、敢えて言葉にして相手を叩き潰して優位に立とうという態度は、到底褒められたものではありません。
因果応報という言葉がありますが、いつか必ず自分も同じ目にあう日が来ることを考えないのでしょうね。
いいことも悪いことも、上には上がいるものです。
そして、類は友を呼ぶという名言通り、人をバカにする人には、いつかもっと人をバカにする人が寄ってくることでしょう。そうなった時こそ因果応報、痛い目にあうのです。
対処法ではありませんが、そう思えば少しスッキリしませんか?
せめてしっかりそれを見届けたいものですね。
人をバカにする人の特徴3:かまってちゃん
人をバカにする人の心理のひとつに、構ってほしいことがある場合もあります。
とにかく相手の気を引こう、自分に目を向けさせようという心理がバカにする言葉となって出てくるわけです。
もっと甘えるのが上手ければ嫌われることも無いのに、言葉選びを間違うと「人をバカにする人」のレッテルを貼られた挙句総スカンという事態になるわけです。
自分に目を向けさせるために、自分アピールをする人はたくさんいますよね。でも、自分アピールをわざわざする人というのは、つまり普段周囲からそこまで重宝されていないことの表れではないでしょうか。
つまり、存在感ということです。
自分という存在をもっと大事にしてほしい心理が人をバカにするという悪態となって表れれば、まぁ注目も浴びることでしょう。勿論悪い意味の注目ですが、言った本人は気付かないものなのです。
このタイプの対処法としては、相手を子供だと思うことですね。子供相手に本気で腹を立てたら大人げないですからね。心理的に未成熟な子供であると思いましょう。
■参考記事:かまってちゃんの心理と対処法は?コチラも参照!
人をバカにする人の特徴4:おせっかい
人をバカにする人で、本人は本当にバカにしているつもりはなく、ただ単におせっかいなだけという場合もあります。
この場合、不幸なのは言葉選びが間違っていることと言葉を知らないことでしょうね。
言い方ひとつで相手に伝わる言葉の意味が変わってきます。
「そこ、こうすればいいよ」で済むものを「え、なに、おかしいでしょこれ。なんでこんなことするの?なんでこうしないわけ?」とか言われたらカチンとくるものです。
しかし、こういう言い方しかできない人も世の中いるんですよね。
元々はおせっかいからきた言葉でも、言い方でただただ嫌われていきますよね。おせっかいなくらいですから、根は決して悪い人ではないのに、それを表現する能力が不足しているのです。
この場合、なんとなく可哀想ですよね。やり方さえ間違っていなければ逆に好かれていたかもしれないのですから。
相手を思いやる心があっても、伝え方を間違うと思いやるどころか更に傷つけてしまいます。
昔から「相手の嫌がることはしてはいけない」という言葉、まさに名言中の名言ではないでしょうか。