記事の目次
- 1.妊娠中に明太子・たらこは食べていいの?
- 2.【妊娠中の明太子とたらこ】明太子とたらこって何?
- 3.【妊娠中の明太子とたらこ】明太子とたらこは食べられます
- 4.【妊娠中の明太子とたらこ】明太子とたらこの栄養素
- 5.【妊娠中の明太子とたらこ】ただし塩分に注意
- 6.【妊娠中の明太子とたらこ】妊婦の1日塩分摂取量
- 7.【妊娠中の明太子とたらこ】塩分を取りすぎは危険
- 8.【妊娠中の明太子とたらこ】浮腫み
- 9.【妊娠中の明太子とたらこ】妊娠高血圧症候群
- 10.【妊娠中の明太子とたらこ】塩分を摂りすぎたら...
- 11.【妊娠中の明太子とたらこ】カリウムの多い食品
- 12.【妊娠中の明太子とたらこ】食中毒にも注意
- 13.【妊娠中の明太子とたらこ】塩分や辛み成分で食中毒は防げる?
- 14.【妊娠中の明太子とたらこ】恐ろしいリステリア菌
- 15.【妊娠中の明太子とたらこ】食中毒と流産の関係
- 16.【妊娠中の明太子とたらこ】明太子は1/4腹を時々
- 17.【妊娠中の明太子とたらこ】リステリア菌は生魚だけではない
- 18.【妊娠中の明太子とたらこ】亜硝酸ナトリウム
- 19.【妊娠中の明太子とたらこ】コンビニのおにぎり
- 20.【妊娠中の明太子とたらこ】バランスの良い食事を心がける
リステリア菌は生魚や生肉に寄生している菌。
厚生労働省から発行される妊婦のための食事パンフレットにも「リステリア菌」の危険性と、食中毒を予防するための注意が載っています。
しっかり焼けば防げるリステリア菌食中毒ですが、実はリステリア菌は土の中にもいることがあるので、サラダなど、生野菜にも注意が必要なのです。
野菜類も土はしっかり洗い流すことで予防できますから、妊娠中は特に注意してくださいね。
リステリア菌の症状は食中毒ですから、嘔吐や下痢が主な症状です。
発熱や腹痛もともない、潜伏期間が3週間と長いのも特徴的。
体力が低下している妊婦さんは入院して点滴のうえ、安静にする場合もありますが、母体から胎児に菌が感染することがあります。
【妊娠中の明太子とたらこ】食中毒と流産の関係
リステリア菌が母体から胎児に感染すると、流産や死産の可能性が出てきます。
まれに、母体に食中毒の兆候が見られないため食中毒に気づかず、胎児だけが影響を受ける場合もあります。
母体が気づかないとなれば、胎児の異変には気づくこともできません。
やはり食中毒の危険がある生の食品は控えた方が賢明ですね。
リステリア菌に胎児が感染すると、症状は様々。
最悪のケースでは死産にいたります。
髄膜炎や脳炎を発症したり、肺血症など命の危険や、脳の障害も心配されます。
大切にお腹で育ててきたベビーが脳障害の恐れなんて、考えたくないリスク。
明太子もたらこも生だけは注意しましょう。
【妊娠中の明太子とたらこ】明太子は1/4腹を時々
明太子やたらこの100gの塩分含有量は5-6g。
半分の量を食べて2.5-3g、毎日食べるものではないので、そこまで気にする必要はありませんが、1/4腹を時々食べるくらいなら問題ないでしょう。
しかし、明太子やたらこだけを食べているだけではないので、そのほかの食品の塩分とも合わせて考える必要がありますよね。
食事はバランスが大切ですから妊娠中は毎日明太子が食べたい!という欲求を押さえ、時々加熱したものを1/4以下ほど食べる...というリズムが良いと思います。
【妊娠中の明太子とたらこ】リステリア菌は生魚だけではない
リステリア菌は生魚や生肉、そして土についているので、生野菜に注意が必要とか来ました。
しかしここ数年ニュースにもなりましたが、チーズも危険だという事が分かっています。
チーズにリステリア菌がついている事はあまり知られていないので、明太子やたらこと一緒に注意しましょう。
チーズも過熱すれば大丈夫ですから、チーズを食べるときは、チーズを焼く、溶かすなどして食べましょう。
また、塩分に強いと言いましたが、同じように生ハムやスモークサーモン、パテなども同様にリステリア菌の危険性があります。
加工してあると、加工する時点で菌が死滅しそうですが、油断大敵。
実際チーズでリステリア菌に感染したというニュースも聞かれます。
なお、食品安全委員会の資料には、特にリステリア菌汚染の高い食品として「明太子・たらこ・ネギトロ・筋子・スモークサーモン」が挙げられています。
妊娠中は要注意です。
【妊娠中の明太子とたらこ】亜硝酸ナトリウム
さて、明太子もたらこも食中毒の危険性を覗けば、妊婦が食べても大丈夫ということですが、明太子とたらこにはもう一つ気を付けてほしい点があります。
それは「食品添加物」
食品添加物は様々な食品に使われていますが、その中でも「亜硝酸ナトリウム」に注目。
亜硝酸ナトリウムは明太子やたらこだけでなく、ソーセージやハムといった加工食品にも用使われている添加物です。
この添加物は食品を赤く見せるため、そしてボツリヌス菌を殺すために入れられています。
しかし、恐ろしい事に、発がん性物質でもあるのです。
基本的にどの添加物も妊娠中は避けて無添加の体に優しいものを口にしたいですよね。
特に発がん性と聞けばドキっとしてしまいます。
明太子やたらこを買う時には無添加着色料のしていない自然の色のものを選びましょう。
赤い方がきれいに美味しく見えますが、味は同じ。
美味しく見える発がん性物質を食べるより、見た目は悪いけど美味しい無添加の方が絶対良いに決まっています。