【妊婦の便秘解消法⑩】便秘に効くマッサージをする
まずは便秘に効くマッサージについてです。
便秘に効くマッサージにはお腹をマッサージするものと腰をマッサージするものとあります。
妊娠中にはお腹周りを強く抑えるのは絶対にやってはいけません。
どちらのマッサージも軽く手を添えて、皮膚の表面を温めるようなイメージで行いましょう。
マッサージというと、足つぼマッサージのように激しさがないと効果がないと思い込んでいる人もいますが、決してそんなことはありません。
軽く手を当ててマッサージをするだけでも、ちょっと時間はかかりますが十分に便秘解消の効果を期待することができます。
お腹をさするマッサージ
お腹をさするマッサージのやり方をご説明します。
お腹をさするマッサージはまず仰向けになって横になります。
そしておなかに手を当てて、おへそを中心にしてお腹周りをゆっくりと20回ほど時計回りに撫でてマッサージします。
腸は時計回りになっているので、このマッサージでは腸の動きを促進する効果があります。
腰をさするマッサージ
腰をさするマッサージの方法は、椅子に背筋を伸ばして座ったら、腰に手を当てて上下にゆっくりとマッサージをします。
腰がほんのりと温かさを帯びてくるまで行いましょう。
腰回りの血行を良くすることで、腸の働きを促す効果が期待できます。
【妊婦の便秘解消法⑪】便秘に効くツボを押す
妊婦の便秘解消法には、便秘に効くツボを押す、という方法もあります。
ツボというのは体内の異常が体の表面に対応して現われるもので、東洋医学での治療では欠かすことができないものですよね。
ツボを指で押すだけで症状が和らぐこともあります。
妊娠初期で身体がつわりなどでしんどくて、運動ができない時でも、ツボ押しなら簡単にできるので、ぜひ便秘に効くツボを押すことも試してみてください!
妊娠中の便秘に効くツボについて
便秘に効くツボには次のモノがあります。
具体的な位置や押し方は、ツボの解説専門のサイトで詳しく紹介されてしますので、検索してみてください。
神門(しんもん)
手の付け根にあるツボで、腸の働きを活発にするツボです。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指が交わるところにあるツボで、便秘、肩こり、頭痛、ストレスなどに役立つ万能のツボと呼ばれるツボです。
間使(かんし)
手首の内側にあるツボです。便秘には特に効くツボなので、トイレの近くで押すことをお勧めします。
便秘点(べんぴてん)
背中の真ん中の辺りにあるツボです。便秘や腰痛に効くツボです。
大腸愈(だいちょうゆ)
背中のベルトラインにあるツボです。便秘、下痢の大腸の不調や、腰痛、坐骨神経痛に効くツボです。
土踏まず(つちふまず)
足の裏の土踏まずはをマッサージすると、大腸、小腸に効きます。
三陰交(さんいんこう)
足首から少し上の内側にあるツボです。冷えを解消して、腸の働きを良くしてくれます。
妊婦の便秘解消にはNG行動があります!!
妊婦の便秘解消に役立つ方法をここまでご紹介してきました。
妊婦の便秘解消には、食べ物や運動、マッサージなどいろいろな方法があることがわかっていただけたかと思います。
しかし、便秘に悩む妊婦さんには、無理にいきむなどやってはいけないNG行動もあるのでお伝えします。
【妊婦の便秘解消のNG行動①】無理にいきむ
便秘に悩む妊婦さんのNG行動には、トイレで無理にいきむことがあります。
便秘で大便がなかなか出てこないと、ついついトイレでいきむことをしてしまいますよね。
しかし、軽くいきむのはいいのですが、無理にいきむことは絶対にやめておきましょう。
無理にトイレでいきむことがNGなのには2つの理由があります。
1つ目の理由は、強くいきむ時には、便秘の時には便が硬くなっていることが多い、ということです。
無理にいきむことで硬い便を出そうとしてしまうと、肛門にいきむ力で余計な力がかかりすぎて痔になりやすくなってしまうのです。
妊娠や出産後は便秘をしなくても痔になりやすいので、無理やりいきむことは避けましょう。
2つ目の理由は無理にいきむことは下腹部に余計な力を掛けてしまうことになるからです。
妊娠中にお腹に力を入れ過ぎることはよくありませんよね。
トイレで強くいきむのも辞めておきましょう。