記事の目次
- 1.オリモノが生臭い・魚臭い&水っぽい!原因は細菌性膣炎?
- 2.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因1
- 3.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因2
- 4.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因3
- 5.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因4
- 6.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因5
- 7.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい病気!細菌性膣炎の予防法1
- 8.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい病気!細菌性膣炎の予防法2
- 9.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい病気!細菌性膣炎の予防法3
- 10.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい病気!細菌性膣炎の予防法4
- 11.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい病気!細菌性膣炎の予防法5
- 12.生臭い・魚臭いオリモノのにおいに!膣内洗浄剤のすごい点1
- 13.生臭い・魚臭いオリモノのにおいに!膣内洗浄剤のすごい点2
- 14.生臭い・魚臭いオリモノのにおいに!膣内洗浄剤のすごい点3
- 15.生臭い・魚臭いオリモノのにおいに!膣内洗浄剤のすごい点4
- 16.オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽいなら、病気を疑って!
オリモノが生臭い・魚臭い&水っぽい!原因は細菌性膣炎?
いつになくオリモノが生臭いし、魚臭い。なんとなく水っぽい気もする。通常オリモノは黄色く、酸っぱいにおいです。
オリモノのにおいは健康のバロメーターであり、妊娠や生理後の体調の変化や、何らかの病気になっている可能性を知らせてくれるものです。
オリモノのにおいが生臭い、魚臭いと言うのであれば、細菌性膣炎にかかっている可能性を疑った方がいいでしょう。
細菌性膣炎になる原因は1つではありません。あまりに生臭いにおいがするのであれば、産婦人科に相談するのが一番ですが、デリケートな部分なので、なかなか重い腰が上がらないですよね。
それなら、自分で細菌性膣炎にならないように予防しましょう。
この記事では細菌性膣炎になる原因を始め、予防法や効果的な薬についてお話しします。
■参考記事:オリモノが多いのは異常?コチラも参照!
オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因1
【陰部に雑菌が発生している】
オリモノが生臭くなるのは、陰部に雑菌が繁殖するからです。淋病、カンジダ症、トリコモナス膣症などの病気は聞いたことがあるかもしれませんが、これらは悪性の常在菌が繁殖することで起こります。
細菌性膣炎も同様で、ブドウ球菌や大腸菌が過剰に繁殖することで発症します。免疫力の落ちる妊娠中、性行為後、生理後は要注意な時期なのです。
さらに、陰部には汗腺がたくさん存在しています。その汗腺から出るたんぱく質や脂質といった汗や、溜まった垢が分解されることで、生臭いにおいが発生すると言われています。
オリモノは雑菌の繁殖を抑える効果があるので、オリモノ自体が生臭いわけではなく、陰部に雑菌が繁殖することでにおいが出ている場合がほとんどなのです。
オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因2
【抗生物質によって善玉菌が減少している】
怪我や風邪などの病気の治療で、抗生物質を服用することがあるかと思います。抗生物質は、病気の元になる菌を抑制する働きはありますが、一方で善玉菌を減らしてしまいます。
膣内にはデーデルライン桿菌(かんきん)と呼ばれる善玉菌と、同じ善玉菌である乳酸菌、そしてブドウ球菌や大腸菌といった悪玉菌が常に共存しています。
デーデルライン桿菌などの善玉菌は、細菌侵入を防ぐためのバリアを作る役割がありますが、悪玉菌が増えることでその処理が追い付かず、膣内にダメージを与えやすくなってしまいます。
善玉菌の減少と、善玉菌と悪玉菌のバランスの乱れは、細菌の増殖を促し、細菌性膣炎の原因となり得るのです。
オリモノが生臭い・魚臭い・水っぽい!細菌性膣炎になる原因3
【膣内環境が悪化している】
膣内に常在する善玉菌には、デーデルライン桿菌の他に乳酸菌もあります。デーデルライン桿菌そのものも乳酸菌を作り出しています。
デーデルライン桿菌か乳酸菌を作り出すことで、膣内が強い酸性に保たれ、細菌感染を防ぐと言われています。これを膣内の「自浄作用」と呼びます。
しかし、自浄作用はストレスや疲労、妊娠によるホルモンバランスの乱れによって、働きづらくなってしまいます。それは乳酸菌の数が減るからなんですね。
生理中や生理後に膣内洗浄を行ったことがある人もいるかもしれませんが、実はその洗浄作業が原因で、乳酸菌を洗い流してしまっている可能性も高いのです。
清潔に保ちたい気持ちはわかりますが、乳酸菌が減少すると、それまで侵入できなかった細菌の侵入を許すことになり、病気にかかりやすくなります。
くれぐれも膣内洗浄は過剰にやり過ぎないように注意しましょう。