【柚(ゆず)】
柚と聞くと、さわやかな柑橘系のフルーツを思い浮かべますよね。柚は冬至の日の「ゆず湯」にも使われ、健康美を彷彿とさせます。
「ゆず」という響きが可愛らしく、どちらかと言うと女の子をイメージさせますが、健康のシンボルとして、男の子の名前としても人気があります。
「さわやかに、健康に育ってほしい」「一生健康で過ごせるように」という願いをこめて、つける人が多いようです。
【蛍(ほたる)】
田舎の草むらで、おしりをポッと光らせ、可憐に飛び交う虫と言えば蛍。夏の風物詩にもなっていますね。
蛍の光を見て、心がホッと和むような感じがすることから、「蛍」という名前には、穏やかで和やかな環境を提供するという意味があります。
「何事もしなやかに行動して、穏やかな希望の光を届けてほしい」というのが、「蛍」という漢字に秘められた意味ではないでしょうか?
【千尋(ちひろ)】
映画「千と千尋の神隠し」で、なんとなく女の子のイメージの強い名前ですが、男の子だって問題なく使えます。
「尋」は訓読みで「たずねる」と読み、知的好奇心や探求心、冒険心を意味する漢字です。
「好奇心旺盛で、何にでも興味をもって挑戦する子になってほしい」「物事に集中して取り組んでほしい」という願いをこめて、つける人が多いようです。
【未来(みらい)】
これほど文字通りの名前もそうないですね。わかりやすく、「未来へ歩んで行く」という意味があり、とても前向きなイメージを与えてくれますね。
また、「明るい未来を照らしてくれるように」といった先導者的な意味もあり、いずれにしても未来への輝く希望を求めて、つける人が多いようです。
【千春(ちはる)】
春の暖かなイメージからか、生命の息吹を感じさせる、可愛らしい響きのある名前です。
「千春」という漢字の由来は、「千の春を迎えられるように」、つまり「何回も誕生日を迎えられるように」という想いが込められています。
女の子でも男の子でも、健康に長生きしてほしいという親の思いは変わりないのです。
男女共通の読みを使った名前
赤ちゃんの名前を決めるとき、この字を使いたいと漢字から入る親御さんと、音の響きで読みから入る親御さんが居ますよね。
性別関係ない読みの名前は、あとから思いの詰まった漢字を当てはめることが出来るので、読みにも漢字にも願いを込められます。
毎日呼ぶ名前になるので、素敵な響きの名前にしたいですね。
【あきら】
ここからは、複数の漢字を当てはめられる中性的な名前です。子育ての最中に呼ぶにも、便利な名前が多いですね。
「あきら」の響きは男の子の名前のイメージが強いですが、女の子につけてもカッコいいですよね。
「明」「昭」「晃」「顕」などだと男の子っぽいし、「昌」だと宝石の水晶のイメージから、女の子っぽいですね。漢字に意味を込めることができる、万能な名前と言えます。
【ゆうき】
「ゆうき」と聞けば、まず「勇気」という漢字を浮かべる人が多いでしょうし、男の子の名前のイメージは強いですね。他にも「祐樹」「勇樹」「雄輝」などの漢字があります。
「優紀」「有紀」「夕貴」などの漢字を当てはめると、気品ある優しい雰囲気の女の子をイメージできます。子育て中にとても言いやすい名前ですね。
【あおい】
アオイ科という植物から連想できるのは、成長して実を結び、次世代へと命をつないでいく姿です。子育ての過程を表すこともあり、人の名前にふさわしいと考えられています。
女の子につけられることが多いですが、「蒼」「葵」「碧」など漢字のチョイスによっては、男の子のイメージが強くなります。