一本締めや一丁締めは、地方によって違う?
一本締めと一丁締めのやり方は、ここで紹介したものと違うものが地方に伝わっていることもあります。その場合、仕事の挨拶の席で「正式な一本締め」を無理やりに押し通すのは、「郷に入れば郷に従え」という言葉もあるように、かえって礼儀に反することになりかねません。
仕事の宴会が無事に終わるときの挨拶で、無粋なことはしたくありませんよね。一本締めと一丁締めの挨拶には地方ごとの違いがあることも把握して、周囲の状況を考えつつ、10回か1回か、拍手の回数を決めるのが無難でしょう。
新天地で仕事の宴会に出席するときは、それとなく、同僚に一本締めや一丁締めのやり方をリサーチしておいたほうがよさそうです。
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まとめ:一本締めと一丁締めの違いをよく理解しよう!
「お手を拝借・・・」から始める一本締めと一丁締めには、明確な違いがありました。漢字の「丸」を連想させる、なんとも日本らしい古風な考え方ですが、近年は、その本来の意味が見失われつつあるようです。
仕事の宴会の最後を飾る掛け声に込められた意味は、知っていればこそ、大きな役割をもつ大切な挨拶になります。セリフと拍手に心をこめて、大きく音を鳴らしましょう。そして、その場にいるすべての人に、感謝の気持ちを送りましょう。