心が満たされない理由は？心を満たし幸せになる方法解説！

満たされない気持ちから極端に自分や他人に完璧を求めてしまう場合、強迫性パーソナリティ障害が疑われます。

強迫性パーソナリティ障害の人は物事の規則や手順に強いこだわりがあり、それが満たされないといつまでも同じことを繰り返す傾向があります。

仕事で書類を作成するときに満足いかないと何度でも書き直して締め切りに間に合わなかったり、掃除をするときも床にチリ一つ残らないように磨き続けたりしますが、本人は周囲に迷惑を掛けていることには気付かない傾向があります。

他にも、強迫性パーソナリティ障害の人は自分の仕事のやり方や手順を徹底的に決めているので、絶対に人に仕事を任せない特徴があります。

家では食器の洗い方なども自分のやり方があり、家族がいる場合は自分と違うやり方をすると苛立って文句を言うこともあります。

また、強迫性パーソナリティ障害の人は息抜きや休憩、遊ぶことを嫌い、家族や友人、恋人と出かけることはほとんどなく、仕事に没頭します。

お金の管理にも非常に厳しく、極端に倹約家で、十分な生活費を持っていても、それよりもずっと低い生活水準で暮らす傾向があります。

「太りたくない、綺麗でいたい」「寂しい、注目されたい」「恋愛でモテたい」という気持ちを求め過ぎるあまりに極端に食事量が減ったり、満たされないことへのストレスから食べることを止められない場合、摂食障害の可能性があります。

摂食障害は10代～20代の女性が発症する傾向が高い病気です。

摂食障害は食事をとりたがらない拒食と、極端に大量の食事をとる過食に分けられます。

恋愛で失恋して食欲が減ったり、仕事のストレスで食べ過ぎるなど、多少の拒食や過食は多くの人が経験するものですが、こうした症状がひどくなると大量の過食の後に食べた者を全て吐き出したり、下剤を使って体重増加を避けようとする行為が見られることもあります。

摂食障害が進行すると命の危険がある他、うつ状態や怒りっぽくなるなどの精神的な病気を合併しやすく、正常な判断ができなくなり、万引きや自傷行為など衝動的な行動を起こしやすくなります。

何をやっても満たされない理由を具体的に考えることで、対策を考えることができます。

何となくイライラ、モヤモヤすると感じたときは「どうしてイライラしているんだろう？」と自分に問いかけてみることが大切です。

「家事が忙しいから」「仕事で疲れているから」「恋愛がうまくいっていなくて寂しい」など自分の心の答えに耳を傾けることで、満たされないストレスの原因を突き止め、冷静になることができます。

心が満たされていないときは、無意識の内に悪いことばかりを考えるクセが付いています。

そこで良いことを日記に書く習慣をつけたり、寝る前に今日良かったことを思い出してみるなど、どんな些細なことでも良いので、意識的に良いことを思い出す習慣をつけましょう。

落とし物を拾って感謝された、恋愛占いで良い結果が出た、風邪を引いたおかげでゆっくり休むことができたなど、良いことを思い出そうとしているときや一見悪いことでも良いことと考えるようにすることで、ネガティブな気持ちや寂しい気持ちを忘れることができます。

何をしても心が満たされない人は「自分のことで精一杯なのに、人のことを応援している余裕なんてない！」と思うかもしれません。

しかし、今まで自分のことばかり考えてきて寂しいと思う心が満たされなかったのですから、これからも心が満たされることはないと思います。

自分のことばかり考えているということは、自己中心的になっているということです。

人は、誰かに感謝されたり必要とされることで自分の存在や価値を感じて幸福な気持ちになる生き物です。

ですから、自己中心的に生きている人が満たされて幸せな気持ちになれる筈がないのです。

そこで、自分の満たされない気持ちから意識をそらすために、好きな芸能人やアーティスト、スポーツ選手などを応援してみましょう。

自分の好きな人を応援することはポジティブな行動であり、頑張っている人の姿から勇気やパワーを貰うこともできますし、何をやっても満たされないない、寂しいなどの心の不満を忘れることができます。

自分だけの価値観を持つには、自信を付けることが大切です。

何をやっても満たされない状態であるときは、人生が退屈になり、行動や思考が停滞しがちになっています。

自信がない人が自信を付けるためには、まず自分はどんな性格で、どんなことが得意なのか、どんなことが好きなのかというように、自分自身のことを考え直すことで、今の自分にどんな良いところがあるのかが分かります。

自分の得意なこと、好きなことで人の役に立ったり、褒められたりすることが増えたり、自分自身で成長したと感じられるようになっていくと、自然と自信が付いていきます。