社会福祉士・精神保健福祉士になるためには、年に1回(毎年2月上旬)に行われる国家試験での合格が必要です。
出題項目は共通する科目はありますが、社会福祉士は19科目、精神保健福祉士は13科目と非常に多いです。受験を検討されている方は、勉強時間の確保をしてくださいね。
社会福祉士国家試験は、合計で60%程度の正解率が合格ラインですが、19科目のうち1科目でも0点があれば不合格となってしまいます。合格率は30%程度で、難易度は高めです。
試験に合格した後、社会福祉士・精神保健福祉士として働くためには登録申請が必要でした。
双方ともの国家試験を受ける前に、『国家試験受験資格』という国家試験を受けるための証明が必要になります。
その取得方法は、多くのパターンがありますが、代表的な方法を以下にまとめました。
福祉系の4年制の大学で指定科目を履修
私は実際にこのルートで受験資格を取得しました。大学を卒業と同時に受験資格を得られるため、即国家試験を受けることができました。
指定科目の中には現場実習も含まれています。
私は大学3回生で社会福祉士実習で社会福祉協議会へ、大学4回生には精神保健福祉士実習で精神科病院へ行きました。
福祉系短大等(2年)で指定科目を履修・卒業し、相談援助実務を2年以上経験する
2年制の短期大学を卒業した場合は、相談援助実務が必要なため、受験資格の取得までにかかる時間は約2年間です。
3年生の大学であれば、実務経験が1年必要になります。
通信教育講座を利用する
一般大学(4年制)を卒業された方や、社会人の方、主婦の方等にオススメのルート。
一般養成施設(福祉系の専門学校)で指定のカリキュラムを学び、卒業することが必須ですが、通信制でも対応している学校が多数なので、働きながらでも受験資格を得ることが可能です。
既に業務経験があるかによっても、取得ルートは変わってきますので、詳しくは以下のサイトを参照ください。上記の他にも多数のルートがあります。
出典:介護求人ドットコム
まとめ
いかがだったでしょうか?
少子高齢化やニーズの多様化により、今後ますます需要が高まることから、今注目されている、ソーシャルワーカーに興味を持っていただけたら嬉しいです。
現在私は福祉職を離れていますが、利用者と共に、問題解決のために一緒に考えたり、寄り添ったりするこの仕事が今でも好きですし、誇りを持っています。
今福祉職で働いてる方は、ご自身の気持ちをもっと大切にしてみると、さらに心地よく働けるかもしれません。
これからソーシャルワーカーとして働かれる方は、まずは利用者との関わりを純粋に楽しんでみてくださいね。
きっと素敵な関係性が構築され、利用者に励まされながら、自分の成長を感じることが出来ると思います。