緻密なトリックや理系の知識を駆使したミステリーで人気の森博嗣さん。アルファベットをシリーズ名とした「S&M」シリーズなど、多くの人気シリーズをハイペースで輩出しています。
おすすめ3作品「すべてがFになる」「スカイ・クロラ」「僕は秋子に借りがある〈森博嗣自選短編集)」
第1回メフィスト賞を受賞した鮮烈なデビュー作「すべてがFになる」、SF的世界観の「スカイ・クロラ」はともにシリーズものの1冊目。読んでみて面白かったら、ぜひ続編もお手に取ってみて下さい。短編種は短いながらも読みごたえある作品がギュッと詰まっています。
第15位:上橋菜穂子
日本を代表するファンタジー作家・上橋菜穂子さんの作品は、しっかり構築された世界観で大人から子どもまで幅広い世代に人気があります。
おすすめ3作品「鹿の王I 闘蛇編」「獣の奏者」「精霊の守り人」
代表作の「精霊の守り人」は、児童文学でありながら30代の女性が主人公という斬新な設定で注目を集めました。おすすめの3作品はどれもスケールの大きなファンタジー。「指輪物語」や「ハリーポッター」が好きな方には特におすすめです。
第14位:重松清
家族や青春、人生を描いたエンターテインメント小説で人気の重松清さんには、テレビや映画になった作品が多くあります。
おすすめ3作品「流星ワゴン」「その日のまえに」「ナイフ」
少年犯罪を描いて話題になった「エイジ」、生き方や人生について考えさせられる「流星ワゴン」「その日のまえに」と、それぞれテーマは重厚ですが、小説のハードルは高くなく、初心者でも読みやすいものになっています。
第13位:池井戸潤
大ヒットドラマ「半沢直樹」の原作で知られる池井戸潤さん。ドラマのキメ台詞「やられたらやり返す、倍返しだ!」は当時の流行語にもなりました。
おすすめ3作品「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」「果つる底なき」
池井戸潤さんには「半沢直樹シリーズ」以外にも多くの人気作があります。ドラマにもなった直木賞受賞作「下町ロケット」、ミステリ色の強いデビュー作「果つる底なき」、実際に起きた事件を下敷きにした社会派の「空飛ぶタイヤ」。銀行や金融業界の裏側に興味がある方に、特におすすめです。
第12位:恩田陸
ファンタジー、ミステリーなど幅広い分野で多くの人気作品を持つ恩田陸さん。膨大な著作の中からおすすめの3作を厳選しました。
おすすめ3作品「夜のピクニック」「蜜蜂と遠雷」「六番目の小夜子」
音楽コンクールに賭ける天才たちの戦いを描いた「蜜蜂と遠雷」は、映画にもなった話題作。高校生たちの青春を独自の舞台設定で描いた「夜のピクニック」「六番目の小夜子」。どれも繊細な感性に彩られた名作です。