社会派ミステリーの巨匠として多くの著作を持つ松本清張さん。実は男女の愛憎を描いたミステリーにも定評があるのですよ。
おすすめ3作品「点と線」「砂の器」「ゼロの焦点」
どの作品も映画やドラマになっており、見たことのある方も多いでしょう。しかし小説では、映像だけでは味わえなかった登場人物の行動や感情が描かれているので、違いを発見するのも面白いです。50年以上前の作品が多いですが、古いという印象を感じることなく読めますよ。
第20位:有川浩
SF的なエンターテインメント小説で人気の有川浩さんは、ライトノベルでデビュー以降、一般小説の分野でも高い人気を獲得しています。
おすすめ3作品「図書館戦争シリーズ」「阪急電車」「レインツリーの国 」
独自の世界観で話題となった「図書館戦争シリーズ」は、静かなイメージの図書館が戦場になるという展開が衝撃的です。現実世界を舞台とした「阪急電車」「レインツリーの国 」は、優しい感動に包まれる恋愛小説です。
第19位:三浦綾子
ベストセラーの「氷点」で知られる三浦綾子さんには、晩年何度も病に苦しみながら、多くの名作を残しました。
おすすめ3作品「氷点」「泥流地帯」「塩狩峠」
敬虔なクリスチャンの三浦綾子さんは、作品の中に宗教観や人間の生き方などをさりげなく描いています。といっても女性ならではの暖かい作風なので、読みやすくなっています。音楽家の椎名林檎さんも三浦綾子さんの影響を受けたと言われています。
第18位:群ようこ
軽妙な語り口で多くの女性から支持を得ている群ようこさん。エッセイと小説の分野で多くの作品を輩出しています。
おすすめ3作品「かもめ食堂」「でも女」「パンとスープとネコ日和」
おすすめの3作品は小説の中からチョイスしました。どの作品も日常を穏やかに描きつつ、独自の観察眼がキラリと光っています。癒されたい人や毎日を楽しく過ごしたい方におすすめです。
第17位:宮本輝
宮本輝さんの作品は、人間の弱さと強さを描いたものが多く、読んだ後に勇気が湧いてきます。ドラマや映画になったものも多いので、ぜひ原作との読み比べに挑戦してみて下さい。
おすすめ3作品「優駿」「草原の椅子」「蛍川・泥の河」
吉川英治文学賞を当時の最年少で受賞した「優駿」は競馬にまつわる人間ドラマですが、競馬の知識がなくても十分楽しめます。他の2作品は宮本輝さんの複雑な人生経験から生まれた作品。人の生き方や死生観について考えさせられる名作です。