第69位 朝倉かすみ 「田中はまだか」「平場の月」「肝、焼ける」
女性の心情を軽妙に描いた朝倉かすみさんの短編集「田中はまだか」「肝、焼ける」は、通勤タイムや寝る前の読書にぴったりの1冊です。また泣ける恋愛小説が読みたい方には「平場の月」もおすすめです。
第68位 佐藤亜紀 「スウィングしなけりゃ意味がない」「黄金列車」「バルタザールの遍歴」
第二次世界大戦前後のヨーロッパを舞台にした作品で人気の佐藤亜紀さん。「スウィングしなけりゃ意味がない」ではジャズ、「黄金列車」では財宝を積んだ列車、「バルタザールの遍歴」では1つの肉体を共有する双子など、作品ごとに扱うテーマにも要注目です。
第67位 岡嶋二人 「99%の誘拐」「クラインの壺」「どんなに上手に隠れても」
井上泉さんと徳山諄一さんのコンビから成る岡嶋二人の作品は、誘拐やハイテクをテーマにしたものに定評があります。2019年現在コンビは解散してしまいましたが、井上泉さんは「井上夢人」名義で作品を発表し続けています。
第66位 小川洋子 「博士の愛した数式」「寡黙な死骸 みだらな弔い」「 妊娠カレンダー」
小川洋子さんの作品は、寺尾聰さん主演で映画化された「博士の愛した数式」が有名ですね。「寡黙な死骸 みだらな弔い」はミステリアスな短編集、「妊娠カレンダー」は妊娠した女性の心情を綴った作品です。
第65位 雫井脩介 「犯人に告ぐ」「望み」「クローズドノート」
ミステリー小説の年間ランキングに、多くの作品がランクインしている雫井脩介さん。どの作品もスリリングな展開で、ページをめくる手が止められなくなること必須です。週末や長期休暇、年末年始の一気読みにいかがでしょうか。
第64位 小川糸 「食堂かたつむり」「つるかめ助産院」「喋々喃々」
優しく穏やかな世界観の作品で人気の小川糸さんの小説は、癒されたい時や1日の終わりに読むのにおすすめです。ドラマ化された「食堂かたつむり」をはじめ、どの作品も読んだ後はあたたかい感動に包まれますよ。
第63位 辻仁成 「海峡の光」「サヨナライツカ」「ピアニシモ」
ミュージシャンとしても知られる辻仁成さんの作品は、独特で繊細な心理描写で定評があります。青春小説の「ピアニシモ」、刑務所を舞台にした「海峡の光」、ドラマチックな恋愛小説「サヨナライツカ」と作風も多彩なので、気になるものから試してみてはいかがでしょうか。
第62位 川上弘美 「センセイの鞄」「神様」「古道具 中野商店」
川上弘美さんの作品は、幻想と日常が少し混ざった世界観のものが多く、読んだ後はほっこりした気分になれます。ドラマ化された「センセイの鞄」を気に入った方は、同じ恋愛長編の「古道具 中野商店」へ進んでみてはいかがでしょうか。
第61位 乙一 「平面いぬ。」「ZOO」「くちびるに歌を」
17歳で作家デビューした乙一さんは、ホラーや切ない雰囲気の作品に定評があります。「平面いぬ。」と「ZOO」はホラー、別名の中田永一として発表した「くちびるに歌を」は青春小説です。どんなジャンルも鮮やかに書き分ける乙一さんの、豊かな才能をす堪能できる3冊です。
第60位 中村文則 「掏摸」「教団X」「悪と仮面のルール」
重厚で読み応えのある1冊をお探しなら、中村文則さんの作品はいかがでしょうか。「教団X」は読書芸人の間で面白いと話題になったというニュースで、記憶されている方もいるかもしれません。他の2冊も海外で高い評価を得ていますよ。
