第36位:池波正太郎
TVでも人気の時代劇「鬼平犯科帳」。この原作を手掛けたのが時代小説家の池波正太郎さんです。
おすすめ3作品「剣客商売」「鬼平犯科帳」「食卓の情景」
「剣客商売」「鬼平犯科帳」はともにTVの時代劇で見たことある方もいらっしゃるでしょう。「食卓の情景」は池波正太郎さんが手掛けたエッセイ。食を通じて人生や記憶の情景を綴った文章に、時代劇とはひと味違った池波正太郎さんの姿が浮かび上がってきますよ。
第35位:あさのあつこ
代表作「バッテリー」が、児童文学としては異例の1000万部越えのベストセラーとなったあさのあつこさん。以降は児童文学を中心に、一般向け小説や時代小説などにも活躍の幅を広げています。
おすすめ3作品「バッテリー」「ガールズ・ブルー」「NO.6♯1」
おすすめの3作品では、思春期の心の動きや成長が、みずみずしい筆致で描かれています。カテゴリーは児童文学に分類されますが、青春時代を忘れてしまったという大人にこそ、おすすめしたい作品たちです。
第34位:今野敏
格闘家としての姿も持つ今野敏さんは、警察小説やミステリーの分野で多くのシリーズを精力的に執筆している作家です。品のある作風で女性からの支持も集めています。
おすすめ3作品「隠蔽捜査」「同期」「任侠書房」
おすすめ3作品のうち、「隠蔽捜査」「同期」は警察が事件や謎に立ち向かうミステリーです。「任侠書房」はヤクザが主人公ですが、バイオレンスの描写が少ないので、女性でも読みやすいですよ。
第33位:太宰治
複数の女性と関係を持ち、自殺未遂や心中事件を何度も起こしたという波乱万丈の生涯を歩んだ文豪・太宰治さん。彼が残した作品は、時代を超えて読み継がれています。
おすすめ3作品「人間失格」「グッド・バイ」「津軽」
太宰治さんの有名な作品「走れメロス」で彼を知った方には、明るい作風の「グッド・バイ」「津軽」から読み始めるとよいでしょう。最大のベストセラー「人間失格」の、心の闇を繊細に綴った描写には圧倒されます。暗い話が苦手でなく純文学に興味がある方は、ぜひ1度お手に取ってみて下さい。
第32位:桜庭一樹
ジュブナイルやライトノベルの分野で多くの人気作を持つ桜庭一樹さん。多感な時期の少女を描いた描写には定評があり、近年では一般向け小説にも話題作を送り込んでいます。
おすすめ3作品「少女七竃と七人の悲しい大人」「私の男」「赤朽葉家の伝説」
桜庭一樹さんのおすすめ作品は、父と娘の危険な愛情を描いた「私の男」や3世代の女性を描いた「赤朽葉家の伝説」が人気・知名度ともに高いです。しかし大人に振り回される美少女の成長を描いた「少女七竃と七人の悲しい大人」も、繊細な魅力にあふれた良作と言われています。