風刺に満ちた内容を独特の表現で描いた作風で、多くの著書を発表してきた筒井康隆さん。巨匠と呼ばれながらも、私たちの予測をはるかに超える作品を産み出し続けています。
おすすめ3作品「パプリカ」「旅のラゴス」「残像に口紅を」
刺激的な世界を楽しみたい方には、虚構の世界を圧倒的なリアリティで描いた「パプリカ」、特異な設定にぐいぐい引き込まれる「残像に口紅を」がおすすめです。旅のロマンを描いた「旅のラゴス」は筒井ワールド初心者にぴったりの1冊です。
第5位:江國香織
独自の感性で、女性の人生や恋愛を描いた作風に定評のある江國香織さん。時にファンタジックで優しい世界は、休日や眠る前の1冊にぴったりです。
おすすめ3作品「きらきらひかる」「神様のボート」「つめたいよるに」
愛する男性との再会を一途に願う「神様のボート」、同性愛を含む男女の三角関係を描いた「きらきらひかる」はドラマや映画にもなりました。短編集「つめたいよるに」は、心温まるファンタジーが好きな方に特におすすめです。
第4位:東野圭吾
ミステリーの分野で多くのヒット作・受賞作を出し続けている東野圭吾さん。彼の著作は発売されると必ず話題になります。
おすすめ3作品「白夜行」「ラプラスの魔女」「魔力の胎動」
少年と少女の切ない軌跡を描いた「白夜行」は感動的なミステリーとして、多くの人の心を揺さぶりました。「ラプラスの魔女」と「魔力の胎動」はシリーズもので、東野圭吾さん自ら「これまでの自分の小説を壊してみたかった」と語る異色の作品です。
第3位:司馬遼太郎
歴史小説の分野で多数の名作を残した司馬遼太郎さん。多くの作品が大河ドラマや時代劇の原作となったので、その名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
おすすめ3作品「燃えよ剣」「関ヶ原」「竜馬がゆく」
「歴史小説は難しそう」と敬遠したいた方も、ぜひ司馬遼太郎さんの著作を手に取ってみて下さい。会話文が多く使われているので、テンポ良く読み進めることができます。また史実に沿って描かれているので、歴史の勉強にもピッタリですよ。
第2位:宮部みゆき
ミステリー、時代小説、SFなど幅広い分野で作品を発表し、そのどれもがヒットしている稀代の作家、宮部みゆきさん。多くの著作の中からおすすめミステリーを3冊ご紹介します。
おすすめ3作品「ソロモンの偽証」「レベル7」「模倣犯」
「ソロモンの偽証」と「模倣犯」はミステリーの年間ランキング上位ににランクインした名作です。重量級の作品ですが、抜群のストーリーテリングでページをめくる手が止まらなくなります。少なめのページ数の「レベル7」はスリルに満ちたサスペンスです。