次は50位から41位までの発表です。ミステリーから泣ける作家まで、バラエティ豊かなランキングとなっています。ぜひ注目してみ下さい!
第50位 西加奈子 「きいろいゾウ」「円卓」「 漁港の肉子ちゃん」
人間が持つ感情を時に切なく、時にユーモラスに綴る作風で人気の西加奈子さんの作品は、人の暖かさが恋しい時や、元気になりたい時におすすめです。読んで笑って、心にじんわり灯が点る3冊です。
第49位 朝井リョウ 「桐島、部活やめるってよ」「何者」「世にも奇妙な君物語」
朝井リョウさんは平成生まれの作家で、初めて直木賞を受賞しました。インパクトのある題名で話題を集めた「桐島、部活やめるってよ」や直木賞受賞作の「何者」は、読んだ後改めて人間関係について考えさせられる1冊です。
第48位 安部公房 「壁」「砂の女」「笑う月」
不条理でシュールな世界観が好きな方は、安部公房さんの作品を読んでみてはいかがでしょうか。自分の名前が思い出せない男、埋もれゆく家に住む女性…「何この展開?」と思っているうちに、きっとページをめくる手が止まらなくなってしまうでしょう。
第47位 綿矢りさ 「蹴りたい背中」「インストール」「かわいそうだね?」
「蹴りたい背中」で芥川賞を史上最年少で受賞した綿矢りささん。感情と理性に振り回される人間の、心の動きや行動をユーモラスに描いた作風に定評があります。初期の「蹴りたい背中」「インストール」は多くの話題を集めました。近作の「かわいそうだね?」にもぜひご注目下さい。
第46位 横山秀夫 「64」「半落ち」「深追い」
骨太な警察小説やミステリーで、ミステリー小説ランキングの常連となっている横山秀夫さん。「64」「半落ち」はメディア化もされ話題となりました。「深追い」は短編集ですが、長編に通じる骨太なドラマやスリリングな展開を味わえますよ。
第45位 大沢在昌 「新宿鮫」「走らなあかん、夜明けまで」「海と月の迷路」
ハードボイルドやミステリーの分野で40年以上も活動を続ける大沢在昌さん。ヒットした「新宿鮫」シリーズはご存知の方も多いでしょう。人情味のある「走らなあかん、夜明けまで」、長編ミステリーの「海と月の迷路」も要注目ですよ。
第44位 三浦しをん 「舟を編む」「まほろ駅前多田便利軒」「風が強く吹いている」
恋愛・青春などさまざまな分野で多くのヒット作を輩出している三浦しをんさん。おすすめの3冊には友情や成長、目標へ向かう熱い思いなど、さまざまな感情がギュッと凝縮されています。気になる1冊からお手に取ってみて下さい。
第43位 奥田英朗 「イン・ザ・プール」「オリンピックの身代金」「空中ブランコ」
ミステリーや家族小説で人気を集める奥田英朗さん。破天荒な精神科医が登場するコミカルなシリーズ短編集「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」、東京オリンピックを狙うテロリストとの戦いを描いた長編「オリンピックの身代金」。どちらも極上のエンターテインメントを味わえますよ。
第42位 有栖川有栖 「46番目の密室」「月光ゲームYの悲劇’88」「名探偵傑作短篇集 火村英生篇」
作者と同じ名前の登場人物が活躍するミステリーで、推理小説好きから熱い人気を集める有栖川有栖さんの作品は、謎解きが好きな方におすすめです。ぜひ自分も作中人物になったつもりで、推理合戦に参加しながら読んでみて下さい。