女性の人生や恋愛、仕事を描いた小説やエッセイで多くのベストセラーを輩出してきた林真理子さん。多くの作品の中から、ここでは長編小説のおすすめを3冊ピックアップしました。女性の生き様や恋愛に悩む方は、ぜひ1度お手に取ってみて下さい。
人気作家・小説家ランキングTOP40【日本国内】
ここからはいよいよ、ランキングのTOP40をご紹介します!
第40位:夏目漱石
夏目漱石さんは国語の教科書などでおなじみの、明治の文豪です。
おすすめ3作品「吾輩は猫である」「こころ」「夢十夜」
「吾輩は猫である」の冒頭はあまりにも有名ですね。エゴイズムと倫理の葛藤を描いた「こころ」、幻想的な短編集「夢十夜」と作品によってテイストが変わっています。学生時代に読んだ1冊も、今読むと違った感想が味わえますよ。
第39位:田辺聖子
田辺聖子さんは恋愛小説などで多くの文学賞を受賞し、2008年には文化勲章も受章しました。
おすすめ3作品「ジョゼと虎と魚たち」「おいしいものと恋のはなし」「言い寄る」
女性の恋愛を、時にエロスも交えつつ描いたおすすめの3冊は、女性ならどこかに共感できる部分があるのではないでしょうか。「ジョゼと虎と魚たち」「おいしいものと恋のはなし」は短編集。「言い寄る」は40年以上も前に書かれましたが、今読んでも鮮烈な魅力を感じられますよ。
第38位:芥川龍之介
35歳という若さで服毒自殺した作家・芥川龍之介さん。彼の残した功績は「芥川賞」として、新しい作家の発掘につながっています。
おすすめの3作品「羅生門」「蜜柑」「蜘蛛の糸」
おすすめ3作品のうち、「羅生門」と「蜘蛛の糸」は教科書などで読んだ方も多いのではないでしょうか。これら2作品はやや陰鬱なムードが漂う一方、「蜜柑」は「私」と「娘」が遭遇した出来事を、さわやかに綴った作品です。短い話なので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
第37位:京極夏彦
妖怪小説とミステリーが融合した作品で圧倒的な人気を誇る京極夏彦さん。「憑物落し」と同時に推理するというスタイルは、ミステリーの斬新な形として話題を集めました。
おすすめ3作品「姑獲鳥の夏」「巷説百物語」「嗤う伊右衛門」
京極夏彦さんの作品は分厚いものが多く、一部では「レンガ本」とも呼ばれています。しかし読み始めるとその独特な世界観に魅了され、気がついたら虜になってしまいます。分厚い本は手に取りにくいという方は、短編集の「巷説百物語」から読み始めてみてはいかがでしょうか。