地中海を原産として、比較的新たに日本に入ってきたばかりの品種です。人工栽培が通年で回っていますが、天然エリンギは10月から12月に旬を迎えます。
食物繊維が豊富で腸内環境を整えて、便秘の改善や美肌効果をもたらします。ビタミンB、Dが豊富で、骨粗鬆症や免疫力の低下を阻止します。カリウムは余分な塩分を排出して、むくみ解消や生活習慣病にも効果的です。
③しいたけ
えのきと同様に鍋物には欠かせない食材で、冬の食卓の定番といった印象です。しいたけは3月から5月の春と、9月から11月の秋に旬を迎えます。風味を損なわないように、水洗いはせずに拭き取る程度で味わってくださいね。
エリタデニンというしいたけ特有の成分は血圧を下げる効果が期待できます。豊富な食物繊維は便秘の解消に役立ち、きのこ特有の食物繊維に含まれるβグルカンは免疫力を高める効果があります。
④なめこ
店頭には菌床栽培のなめこが通年並びますが、天然なめこは10月から11月に旬を迎えます。天然ものは全国の森林で収穫できて大きなカサが特徴的です。
なめこのぬめりの主成分はペクチンで、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制して生活習慣病を予防します。また、腸内環境を整える効果も期待できます。ビタミンB群や葉酸、ミネラル成分の他にもナイアシンを含み、抗酸化作用とやホルモンの産生に関係して体調を整えます。
11月が旬の食材を使った美味しいレシピ
11月の食材を使った簡単レシピを紹介します。同じ根菜でも調理方法によって、シャキシャキとした歯触りや、ホクホクとした食感を味わえます。旬の食材は美味しさだけでなく栄養も抜群です。この機会に、様々な調理法で味わってくださいね!
①レンコンのはさみ焼き
サクッとした歯触りを楽しむのなら焼いたレンコンがおすすめです。お肉を挟めばボリュームたっぷりのメイン料理になりますよ。
レンコン(100g)の皮をむいて6mm程度の厚さで輪切りにして水にさらします。次に、ひき肉(100g)、レンコンのすりおろし(60g)、しょうゆ・片栗粉(各:小さじ1/2)、塩・コショウ・ショウガの絞り汁(各:少々)をボールに入れて混ぜ合わせます。
水気を拭いて片面に片栗粉を付けたレンコン2枚で、混ぜ合わせたひき肉を挟みます。サラダ油を敷いたフライパンで両面をこんがり焼いて出来上がり。仕上げにお好みでワサビを添えて、醤油やポン酢でさっぱり食べるのがおすすめです。
②根菜スープカレー
たっぷりの根菜はトロミのあるカレーよりも、スープカレーにして味わったほうが風味豊かに仕上がります。スパイスと栄養たっぷりの温かいスープは、ダイエット中にも最適ですよ。
かぶ(2個)、じゃがいも(1個)、にんじん(6cm)、レンコン(4cm)、ブロッコリー(1/2)は大きめの一口大に切り分けます。鍋にバターを溶かしみじん切りにしたタマネギ(1/2)、ショウガ(1片)を炒め、香りが出たらカレー粉と小麦粉を加えて軽く炒めます。
鍋に顆粒コンソメスープの素(小さじ1/2)と水(1と1/2カップ)を加えて、ブロッコリー以外の野菜を投入したら柔らかくなるまで中火で煮込みます。しょうゆ・塩・コショウで味を調えたらブロッコリーを加えてひと煮たちさせれば完成です。
11月が旬の食材とレシピで根菜を使ったほっこり料理がうまい!
寒さが肌にしみる11月頃は、コトコト煮込んだ料理がおいしくなります。煮込み料理に栄養豊富な旬の根菜・きのこ・魚介類を組み合わせて、身も心もほっこり温まる料理を楽しみましょう。
デザートには、お菓子に負けない甘味と満足感を得られる、旬の完熟フルーツを味わってくださいね。栄養価だけでなく美容効果も高いですよ♡